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夏休み前日
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金曜日に夏樹がサッカーボールを出産し、3日経った。今日は終業式の日だ。
あれだけのことがあったのにもかかわらず、夏樹は律儀に学校に来ていた。
終業式の挨拶が終わって帰ろうとする夏樹を生徒会室に連れていく。
「傷口は大丈夫?」
夏樹は恥ずかしそうにお尻の傷口を見せてくれる。まだ赤いが、化膿している様子はないし夏休みが終わる頃にはきっとよくなっているだろう。
「でさ、お腹、苦しいんだけど」
先日ぺたんこになったはずのお腹が丸くせり出している。穴を縫い付けてしまったため排出できないものがたくさん溜まっているのだろう。軽く押してみたところ、中が水で満たされた時より断然柔らかい感触だった。
「ここで我慢しなきゃ傷口ちゃんと塞がらないよ」
そう説得すると心身共に疲れ切った夏樹は反論することなく渋々頷いた。
(夏休みが終わったら糸を外してあげよう)
そうして1ヶ月半の夏休みが始まった。
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