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煌々と爛々と
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なぜ、俺は夜が好きなのか
人といて良いことなどなかった
だから俺は日が沈んだ後の自分の時間を愛した
良い思い出には夜が有る
懇々と降り注ぐ闇が心の中を満たして
切ないほどの虚無感の中に居座り続けた
好きだった
自分だけの世界が壊されないよう抱え込むことが
俺にとっては全く苦じゃない
だから考えたこともなかった
本当は憧れてたのかもしれないけど
こうやって丸一日遊ぶのは思った以上に楽しくて体力を使った
今日は俺、一人ぼっちじゃないんだなって思った
星を見終わっても、それでもまだきっと帰りたくなんかないはずだ
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