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チャイムがなって、僕と誠は更衣室へ向かった。僕達は三組だけれど、体育の授業では四組と合同になる。
そして、四組には和也がいる。
着替え終わって外に出た。
僕が誠と2人で喋っていたら、むこうから和也がきてこう言った。
「おい、葵!授業がもうすぐ始まるんだから静かにしろよ。ほら、先生が来たぞ」
……あ、そうだった。和也はくそ真面目だったっけ。そういう所はあんまり好きじゃないや。
仕方なく僕は先生の方を向いてあげた。
僕、体育ホント大嫌い!
焼けちゃうんだもん。
「和也〜!一緒に帰ろ〜!」
甘ったるい声で僕は呼びかける。
「おう、葵。ちょっと待ってろ」
和也は野球部。でも今日はクラブが無いらしくて、久々に一緒に帰れる。
「OK、帰ろうぜ」
「和也、大好き!」
そう言って僕は和也に抱きついた。だって、そういう気分なんだから、仕方ないでしょ?
「おいやめろって」
和也はそう言うけど僕を振り払わない。嬉しがってる証拠だ〜。あと耳が赤い。照れてるのかな。
シャイなところも好き!
今日も手を繋いで帰った。
家に帰って僕はベッドに倒れ込み、考えた。
和也って可愛いし、イケメンだし……だけどくそ真面目なのがちょっとなぁ。背も低いしなぁ。
もう少し様子見てみようか。
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