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噛まれて赤くなった乳首を更に舐められ吸われ、胸元も真っ赤になっていった。
独占欲が嬉しい。
余す事なく全部、長岡のモノにされたい。
髪も爪も血さえも全部が良い。
鎖骨を舐めていた長岡が顔を上げたその時、三条は自分から不器用ながら唇をくっ付けた。
「おれの……、まさ、…さ…っ」
鼻の触れ合う距離でなんとか紡げた言葉に長岡のモノはより固くなり奥を刺激する。
拙い言葉だけでこんなになってくれるのが嬉しくてたまらない。
低く声変わりした声でも、同じ男の身体でも良いんだと嬉しくなる。
自分が自分で良いんだと思える。
「俺の遥登だ」
その言葉に奥の弁がカリをソレを嬉しそうに食んだ。
抜かないでくれとばかりにしっかり銜え込んでいる。
身体が喜んでいる無意識の内にそれをしているなんて恥ずかしい。
内臓まで喜んでるなんて長岡はとうの昔に知っているだろ。
だけど、こんな身体にしたのは長岡だ。
長岡がそうしたんだから良いか。
数センチのところで艶っぽい顔をする恋人は満足そうに口に笑みを浮かべた。
なんてえっちぃ顔なんだろう。
こんな顔をする教師なんて目の前の人しか知らない。
それを知っているのも自分だけだ。
「ま……さ、ぁ……だけ…」
「カメラに撮られてんの、分かってんのかよ」
「あっ、……ぅ、ん……いからぁ」
最早ハメ撮りの事なんて頭のどこかへいってしまった。
そんな事よりもっと隙間がない位、長岡とくっ付いていたい。
少しの隙間も嫌だ。
自分だけの長岡だって独り占めさせて。
今だけで良い。
今だけで良いから。
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