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「上、乗れるか。
どこでも掴んで良いから」
胡座をかいた長岡の上に乗り上げると、脚の分だけ股を大きく拡げてしまう事になった。
それでも素直に従うのは、俺も恋人を欲しているから。
跨ぐだけでも恥ずかしいのだが、勃起した陰茎が長岡の腹に当たるのも相当恥ずかしい。
下を見たら丸見えだ。
恋人のモノのように立派なサイズならマダしも背丈に合っただけのモノ。
多分、平均的なサイズだ。
……長岡以外と比べたことないけど。
「シャツも脱げよ。
汚したらまずいだろ」
「え…、でも…人の家で全裸は」
「俺の服貸すから。
ほら。
朝まで着てたのだから汚して良いぞ」
朝着ていたであろうシャツを手渡され、頷いた。
現金だとは思うが、においの濃いそれを着用して良いのは嬉しい。
「…ありがとう」
真っ白なシャツを腕から引き抜き、少し離れた所へ放る。
そして、手渡されたシャツへと腕を通した。
恋人のにおいが濃くてたまらない。
包まれているみたいだ。
緩む頬を抑えニヤけないように顔に力を入れた。
恋人のようにキリッとはしないがニヤけた顔よりは幾分かマシだろう。
「俺のって感じすんな。
余計燃える」
サイドチェストに積んである本の奥から避妊具の箱を取り出し、三条は更に顔を真っ赤にした。
いかにもセックスをします、とばかりの生々しいもの。
生の方がいやらしいのに、避妊具はそうそう見ないせい羞恥心のベクトルが違う。
それにしても、開放的な隠し場所だ。
案外こういう場所の方がバレないのか。
それとも、ご両親はこの部屋に入らないのか。
「またホテル行って生でやろうな」
「…っ!!」
「中出し、好きだろ。
嬉しそうにしてたじゃねぇか」
「だ……っ、そ、れは……、…」
ちゅっと下から唇を押し付けられて、それ以上を言うことは叶わなくなる。
「……ん、」
「約束な」
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