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「…散々馬鹿にしたくせによく言う」
「悪ノリしてからかってたのは駒場と芳賀だろ、俺はそんな事してねぇよ」
なんだ、この
まるで駆け引きみたいなやり取り
「なら試してみるか?」
「……っ」
そう言って近づく真木を、避ける事も押し退ける事もしないのは、
きっと自分で思うより酔っているせいだ
「シマ、」
名前を呼んだ唇が、自分のそれに重なった。
形をなぞる様に俺を食んで、離れる
「…ほら、な?」
そう言われ、手を引かれて触れた真木のそこは、ジーンズ越しにも分かる程に硬くなっていた
「…ばっ…か、何すん…」
「全然イケるよ俺」
お前は?
と顔を覗かれて、言葉に詰まった。
顔が熱い
見なくても真木がニヤニヤしているのが目に浮かぶ。
「……、帰る」
「駄目に決まってんだろ」
立とうとした腕を掴まれた。
「こっち向け、ほら」
顎を掴まれて、無理矢理顔を向かされて、また唇を塞がれる
「……っや、め」
やめろ、と言おうとして開いた隙に入り込んだ舌が、口の中を擦る様に動く
「……んぅ…」
好き放題に暴れて、やっと離れた唇が糸を引いた。
「……はは、その顔。お前も大丈夫そうじゃん」
「……っるさいな…萎える」
口を手で拭いながら、精一杯の虚勢を張る
このまま真木のペースで流されるのが腑に落ちない
イラッとする
「萎えてる様には見えねぇけど」
「っあ、」
鼻で笑う真木に、急に前に触れられて
自分の口から出た声に、顔が沸騰しそうに熱くなる。
「普段あんなに不機嫌そうにしてる奴がそういう顔すんの、そそられる」
顔も、体も熱い
「なぁ、シマ?」
絡めとる様な真木の声に、背中に痺れが走った。
「その顔、あの時と同じだ」
「……、は?」
「俺がヤッてんの覗いてた時、ヨダレ垂らしそうな顔して見てたろ」
「…してない…っ」
「してるって。今、同じ顔してる。」
押し退けようとした手を、すぐに払われる。
近づくと、濃くなる香水の匂い
「……真木の、その匂い」
「…あ?」
「落ち着かなくなる、」
微かに笑った真木が、俺の首筋に顔を埋める
「お前はエロい匂いがする」
耳元で喋られて、背筋が痺れる
苦しいくらいに動悸がする
息が苦しい。
だんだん、頭が回らなくなってきて
どうでもいい様な気がしてくる
何度目かの重なる唇に、自分から噛み付く様に口付けた
入り込んでくる舌に自分の舌を絡ませて、無茶苦茶に貪る。
あ、もうー、
いいか、
今、この瞬間が良ければ、それで。
「…っいっ……て、」
そのまま床に押し倒されて、腕に当たった角瓶がゴトン、と倒れる。
打ち付けた背中が痛んだ。
ベルトに手を掛けられて、金属がカチャカチャと音をたてる。
焦れた様な荒い手つきで外され、スキニーごとボクサーパンツまで引き抜かれた。
反動で跳ね上がる様に勃った俺の物を見て、真木が鼻で笑う
「すげぇ、完勃ちじゃん」
「……っか野郎…」
あまりの恥ずかしさと悔しさに、焼ける様に熱い顔を腕で覆った。
「シマ、俺のもデカくして」
その言葉に続く金属の擦れる音に、そこから先を想像して体が疼いた。
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