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パシャッ────
小さな雑貨屋に響くシャッター音に、背筋が冷えた。
そっと鞄の中に隠そうとしていた消しゴムを、握り込む。
「あーあ。……見ちゃった」
「あ……」
……見られた。
声のした方を見ると、スーツを着た男が一人、スマホを構えたまま微笑んだ。
ぶわりと全身から変な汗が出ているのを感じる。
「……一緒においで?盗人さん?」
「あっ……」
にっと笑う男に腕を掴まれ、雑貨屋を出た。
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