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目覚ましのアラームが鳴り響く。
うっすら目を開けて目覚ましを止めた。
6:01の隣には金曜日の文字。
1週間の中で1番嫌いな日。
あの光景を見るのは苦しくて、悲しくて寮の監督には外泊届けを昨日提出した。
とは言っても、実家には帰れないし泊めてくれるような友達も居ないから、ネットカフェで何とかやり過ごそうと考えた。
「今日は帰らないから、楽しんでね」
まだ寝てる彼の背中に皮肉を込めて声をかけた。
聞こえているはずもなく、返事は無い。
ぼくが居ても居なくても関係ないだろうし、むしろ居ない方が桐谷くんもやりやすいだろう。
寝ている彼を横目に学校へ行く準備を整え、足早に学校へ向かった。
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