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副、ほら鳴いてみて
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「なんだか、クラスが騒がしいですねえ」
海斗が、ガヤガヤとした人混みの方を指差す。
これからある、体育大会の仮装のためにパーティーグッズを大量に買ってきたらしい。
体育大会はモットーが、”派手に行こう、熱く行こう”というわけのわからないものであり、点数には加算されないのに、クラスごとに仮装は力を入れる。
「…?」
ふと、静かになった方を見ると、全員がこちらを見ていた。
八幡が背後に手を隠したまま、ミキの前に来る。
「ミキ様、一個お願いがあるんだけど。」
そう言って、両手を広げると
彼の手には、フサフサした猫耳があった。
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