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「ミキ様、本当に今回はよかったのですか?」
「まだ、お前はそんなこと言ってるのか」
ミキが辞退した赤の女王を代わりに引き受けてくれた子がそわそわと目を彷徨わせる。
彼の隣に立った男子は呆れたように彼に言って、ミキに頭を下げた。
「すいません、ミキ様、こいつちょっとネガティブで、赤の女王やるのまだウジウジしてるんですよね、ほら、タカお前、自意識過剰だぞ、誰もお前のこと見てないから」
そう言いながら、タカと呼ばれた少年の頭を彼は撫でる。
その距離の近さに、2人がクラス公認の恋人同士であったことをミキは思い出した。
気づけば、もう一人の少年も、きらびやかな格好で、赤の王様であるのであろう。
なるほどねー、2人の服装、合わせたんだね
可愛いなーと、2人の様子に癒されながら、ミキは、2人の様子が一瞬、海堂とハヤトに重なったことは気づかなかったことにした
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