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Hoseok side1 自覚
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——————————僕はミン ユンギが好きだ。
いつものように心の中で言う。
今日はやけに物思いにふけっていた。
この気持ちに気づいたのは
丁度昨年の今頃だ。
夏が明け冬の寒さがやってくる10月。
ヒップホップの曲調に乗せて不器用に動くユンギヒョンをみる。
半袖半ズボンから伸びる細い手足
それは練習室の白壁に劣らない白さで。
普段クールなヒョンが踊る姿は
とても美しかった。
心做しか気がつくと見とれている自分がいた。
時折見せる無邪気な笑顔
首を伝う汗
鋭くも柔らかい目付き
そのどれもが僕の中にある何かをざわつかせる。
「この気持ちはなんだろう、」
疑問に思ったのも束の間
答えは直ぐに浮かんだ。
自信はないが確かにあるこの感情を
認めたくはなかった。
今日は何も無い1日
意味もなく検索サイトを開く。
『ドキドキする気持ちとは』
我ながら何をしているんだか。そう思いつつ
これで何度目かの検索をかけた。
閲覧済みのページが並ぶ。
「やっぱりそうだよな」
そして今日もまた、
自覚する。
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