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Hoseok side5 後悔
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1度は決意した。
もう、この気持ちを諦めると。
でも、
ナムジュナ、テヒョナ、ジミナ、ジンヒョンの言葉に
この気持ちを捨てきれない自分がいることを知った。
みんなと話して落ち着かせたあとで、
またユンギヒョンの眠る部屋に行くことにした。
廊下を歩いていると
「…ぅ、、、うわぁぁぁああっ……!ああぁああ………」
ユンギヒョンの声だ。
ユンギヒョン…!!!!!???
HS「ユンギヒョン!!!ユンギヒョン!!!」
ユンギヒョン……!何があったんだ、!
僕らの宿舎はやけに広い。
この広さでユンギヒョンの声が聞こえるということは
それほどまでの大きな声だ。
バンッ
部屋の扉を開けるとそこには
顔を真っ赤にして涙を流しながら倒れているユンギヒョンがいた。
HS「ヒョン…!ヒョン!!!聞こえますか!?」
ひどい熱だ。
息が荒い。
相当苦しいのだろう。
どうして1人にしてしまったんだろうか。
今にも泣きそうになるのを我慢して
ベッドにそのか弱い身体を降ろす。
キッチンで氷水を作り
頭に当てる。
服を脱がせ、汗を拭く。
そして、傍で見守る。
できる限りのことをした。
そのお陰か、苦しさも和らいだのか呼吸も落ち着いている。
ごめんなさい、ユンギヒョン。
後悔ばかりが募る。
ジンヒョンに連絡をし、
手伝いに来てもらった。
JN「大丈夫なのか、?」
HS「うん、、、たぶん、」
JN「告白どころじゃないな、今は。」
HS「…」
JN「あ、ごめんな。とにかく今はユンギの状態が良くなるまで俺も協力するよ。他の奴らにも言ってあるから心配するな。」
HS「ありがとうございます…ごめんなさい」
JN「やぁ、、どうして謝るんだ。
ホソガ、お前は何も悪くないじゃないか。
迷惑をかけて申し訳ないと思ってるのなら今更だよ。
俺たち何年共にしてきたと思ってるんだ?
今までお互いに迷惑ばっかりかけてきたじゃないか。」
HS「…ジンヒョン……僕はどうすればいいんでしょうか」
JN「そんなの簡単だよ。
お前の今の気持ちがユンギを好きであることに変わりないのなら
その気持ちを嘘偽りなく伝えるんだ。
同性を好きになる。
確かに人によっては普通じゃないかもしれない。
でも人を好きになることが悪いことじゃないだろ?
自分ばかり責めていても何も変わらないぞ。
まあ~、俺だったら嬉しいけどな。
弟に好かれてるなんてさ。
嫌な気持ちはしないと思うよ」
ジンヒョンはめいっぱい僕を励ましてくれた。
こういう時、ジンヒョンはやっぱりヒョンなんだと
心の底から改めて実感する。
HS「ありがとうございます。ヒョン。」
JN「ん、少しは気が楽になったか!良かった良かった!
俺が長男であることに誇りを持てよ~ヒャッヒャッヒャッヒャッ」
HS「あははははっそうですね!誇ります!」
JN「じゃあ俺はユンギのお粥を作ってくるよ、また何かあったらいつでも連絡しなよ。」
HS「はい、分かりました。ありがとうございます!」
とてつもなく軽くなった気がする。
気持ちが楽になった。
流石長男だな。
目の前のユンギヒョンを見る。
すやすやと眠るヒョンの頬は真っ白に戻っていた。
熱もだいぶ引いてきたみたいだ。
作業で疲れていたのかな。
ヒョンの寝るベッドの端に座り、ヒョンの頬を撫でる。
(うわぁ…すべすべだ。)
ユンギヒョンの頬は
とてもすべすべで
もちもちしてて
美味しそうだった。
微かに感じる体温も
僕にとっては厚手のコートよりも暖かかった。
そして落ち着く匂い。
髪に触れてみる。
サラサラした繊細な髪は
まるで猫を撫でているようで。
無意識に撫でる手も慎重になる。
頼りがいのあるクールなヒョンだが、
まるで女性のようなほっそりとした体型は
どこか守りたくなる、そんな魅力がある。
白い肌にほんのりと色づく唇は
ぽってりとしてて可愛い。
控えめなピンクが白い肌により一層目立つ。
ずーーーーっと見ていても飽きない。
愛しくて、愛しくて——————————-
気がつくと僕は
ユンギヒョンの唇に自分の唇を重ねていた。
HS「…えっ!?」
ぼ、僕はっ、、何を、、、!
驚きすぎてつい大きな声を出してしまった。
すると
ユンギヒョンが起きてしまった。
SG「…ホソガ………何してるんだ、?」
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