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露呈
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げんなりしながら宙を見つめていると彼は突然距離を詰めて、あそこを膝で押してきた。
「ひゃっ!」
「どう、下着なしで過ごす感想は」
良いわけない。分かってるくせに、彼は意地悪な笑顔でぐりぐりしてくる。
皆が好き勝手騒いでることだけが救いだ。気付かれたら大変なことになるのに、なんと彼は手まで這わせてきた。
服の上から握り込まれる。それは本当に駄目で、前傾に倒れてしまった。
「わ、ちょっと刺激に弱すぎない? かわいーけど」
「ふ、ざけ……っ」
そう言いながらゆるゆると手を動かす。もう本当に辛かった。
「こういう経験なさそうだね。良かった~。……ま、だから尚さら可愛がりたくなるんだけど」
くくっ、と喉から鳴る笑い声。悔しさに涙が滲む。
「とりあえず体育は出よう。大丈夫だから」
俺の体操着まで持って、彼は歩き出した。どこへ向かうのかと思いきや、男子トイレの個室に連れ込まれて。
「さあ、着替えよっか」
……っ!!
血管が切れそう。目眩がした。
「何か妄想してた? いきなり誰かにズボン下ろされたらどうしよう、とか」
「小学生じゃないんだから……あっ!」
言ってるそばからベルトを外され、ズボンを下ろされてしまう。当然、露になるのは性器だ。
「ちょっと感じてる?」
「やぁっ触んなぁ……っ!」
握り込まれただけてなく、彼は上下に扱き出した。信じられない。
「お前、ゲイなのかよ……っ」
「そーだね」
か……軽……っ。
手つきはさらに激しくなる。有り得ないのに、他人に扱かれるのは気持ちよかった。早くも先走りが垂れて、内腿を伝う。
「こういうこと、誰かとしたことある?」
「な、い……っ」
「じゃあ俺が初めてか。嬉しいな」
こっちは何も嬉しくないっつーの。ぶん殴りたかったが、いやらしい水音が大きくなる。
他人のなんか触って嫌じゃないのか。
うぅ、と思わず嗚咽すると、優しく頭を撫でられた。まるで子どもにするみたいに……頬にキスをされる。
「痛いことはしないよ」
あったりめえだろ。と怒鳴ってやろうかと思ったけど、正直ホッとした。震える肩を抱き寄せられる。片手で頭を撫でられ、もう片手で鬼頭を責められる。
「イッて、望」
「……っあぁ!」
耳元に暖かい息がふりかかった時、彼の手の中に吐き出してしまっていた。
先端から滴る白い精液。彼の長くて綺麗な指をどんどん汚していく。
「はっ……あ、や、やぁ……っ」
何かの間違い……悪夢だと思いたい。子どもみたいに首を横に振ると、今度は唇を塞がれた。
「大丈夫大丈夫。出せて偉いよ」
しきりに繰り返され、本当に偉いことをしたんだ、という錯覚に陥る。まるで暗示だ。射精して偏差値ゼロになってる。
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