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本音
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「変わんないよ。……そうそう変われないって」
八年前と同じ。ちょっと馬鹿な、ただの学生だ。
光義の頬は紅潮していたが、見つめ合うとかすかに笑った。
でも、光義は中身以上に外見が変わった。俺もそうなんだろうけど、彼は黙ってればイケメンだし、どう見てもリア充のカテゴリーだ。そこだけ憎い。っていうか、
「お前はどうしちゃったんだよ、光義。男のパンツ強奪とか本気で笑えないぞ」
ゲイは百歩譲って受け入れよう。けど性犯罪はわけが違う。マジで身の危険を感じるし、このままじゃ親友を続けるのは無理がある。
怖々反応を待っていると、彼は深刻な面持ちでため息をついた。
「理由がある」
「な、何?」
一体どんな深い理由だ。どきどきしながら待っていると、言葉より先に彼の手がズボンの中に入ってきた。
「ふああああっ!!」
超真面目に聴いてたのに。裏切られたような気持ちで怒りが湧く。ぶん殴ろうかと振り上げた腕は簡単に掴まれてしまった。
「俺が下着を求めるようになったのは望のせいだよ。昔見た望の下着がもう一度見たくて……でも俺の前からいなくなっちゃったから、ずっと他の人の下着で紛らわしていた。盗んではいないけど……」
……けど、何だ。怖い。
「ふざけんなよ、完全に責任転嫁じゃねえか! 関係ない人まで巻き込みやがって!」
「しょうがないだろ、小さかった望が可愛過ぎたんだから。……覚えてる? 望がお腹壊してさ、トイレに篭城したことあったじゃん。こぼした牛乳でもらしたって勘違いして、泣きながら下着を下ろす望、すっごい可愛かったなあ」
おあ────! やめろやめろやめろ! 俺の黒歴史を掘り起こすな!!
羞恥心のあまり絶句してると、ズボンの下で尻を掴まれた。
「まだ小学生なのに、性癖を無理やり引き出されてさ。望にも問題があるから、責任をとってほしい」
「知るか! そんな浅い理由で人のせいにすんな!」
抗議するも再び唇を塞がれ、簡単に抑え込まれる。
あああ、憎い!
心から抵抗できない自分が、もっと憎い。
久しぶりに光義と会えて、彼が求めてくれて、……八年間俺を忘れずにいてくれたなんて。悔しいしムカつくけど、喜びの方がほんのわずかに上回ってしまった。
光義が上手いのか……キスが気持ちいい。前を弄る手も。ズボンを下ろしてないから傍目には分からないけど、そのぶん大胆に脚を開いてしまう。ぐっと先端を押さえられ、服の中でイッてしまった。
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