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慎也の平日8
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その後しばらく会話して、兄さんは風呂に入って、もう寝るのだと部屋に戻ってしまった。
なんだか子供みたいだな…
俺はクスクスと笑った。
部屋にこっそり入って、兄さんがぐっすりと眠っているのを確認して俺は風呂に入った。
俺は風呂から上がると、風呂場にあった兄さんのシャツを スッと掴んで、すうっと匂いを嗅いだ。
香水の香りが鼻を通っていく。
兄さんは意外なことに香水マニアで、鼻が慣れるといけないから と何種類もの香水を揃えている。
兄さんの好きなものを 俺も好きになりたくて 勉強したら、気付いたら俺も香水マニア並の知識がついていた。
自分でも大分ストーカーっぽいとは思うんだけど 好きなものは仕方ない。
今日は ナイルの庭 か…
爽やかで瑞々しい香りが俺を刺激する。
なんだか癒される…兄さんにぴったりな香りだな…
なんて思いながら、俺は手に兄さんのシャツを持ったまま自分の部屋に戻った。
え…?
シャツを何に使うかって…?
そんな わかりきったこと聞かないで…
俺はそのシャツを抱きしめてベットに潜り込んだ。
明日も早いから そろそろ寝ないとな…
こうして俺の平日は終わりを告げた。
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