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生徒会長選9
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「今………………何て………?」
北上はすごく驚いていた。
信じられない といった顔だ。
コイツは思ったことがすぐ出るんだな。
なんだか面白くて笑ってしまった。
北上の羨ましいくらいの素直さに、少し感化されたのかもしれない
「俺の好きな人も生徒会長してたんだ。その人のこともっとわかりたくて、俺も生徒会長になりたいと思っただけ、だから特に生徒会長になってからしたいこととかは、まだないんだ。」
って話していた。
俺何言ってんだ……………
………………
北上は何を考えているのか少し黙って
「望月君って……………すぐに彼女変わるから好きな人とかいないと思ってた」
と言った。
本当に思ったことしか言えないやつなんだなあ……と思ってまた面白くて顔が緩んだ。
「彼女達のこと好きになろうと頑張ってはきたんだけどねー…」
気付いたら言葉が出ていた。
頭まで緩んだのか、俺!?!
ハッと言葉を途中でとめる。
本当に、思わず口から出てしまった。
ここで止められてよかった。
どうして、こんなこと話してしまったんだろう。
北上を見ると何を考えているのかわからないけど、またもや黙りこんだままだ。
「俺…帰るわ…」
北上が喋らないのをいいことに、俺は逃げるようにして教室をでた。
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