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生徒会役員2
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俺は悩みに悩んだ結果ーーーーーーーー
北上を副会長にすることにした。
だからこうして今、北上の教室の前にいるんだけど………
「望月君!!!だから僕イヤだってばーーー!!!」
とか言って騒いでる。
なんでイヤなんだよ。
俺が選んでやってるのに。
「北上……俺は副会長をお前にやってほしいと思ってる。」
教室に入って北上に話し掛ける。
「……………どうして?」
そう言って俺の顔を覗きこんできた。
ほんと女みたいな顔。
なんでって………条件にあてはまるヤツ探したらお前だったからだろ。
なんて言えないから、
「やる気のある人にやって欲しいと思ったからだよ。それに、北上なら真面目に俺をサポートしてくれると思ったし……」
とかソレっぽいことを言ってみる。
「………惨敗した僕にお情けとかじゃなくて………?」
北上がおずおずと尋ねてくる。
「は…………?」
なんで俺がお前に同情しなきゃならないんだよ。
俺そんな優しい人間じゃねーし。
そもそも選挙は勝負だし。
なんて思ってたら、北上が
「望月君……僕、やるよ。」
ってやっと言った。
おいおい、切り替え早いな。
「どうしていきなり?」
「だって、今の望月君の反応で、お情けじゃないってわかったから………」
「なるほど、じゃあ決定で。」
ふぅー。やっと1人決定だな。
つか、アイツ嫌がってたのは俺に同情されてると思ったからなのか。
何そのプライドの高さ、びっくりだわ。
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