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ずっと翔の家で暮らしてるから、時の流れが早くて、気がついたら俺は大学生になっているようだった。ようだった、というのは家から出ていないから分からないのだ。
あの時から3ヶ月くらい経つ。
色々あっておれは観念して翔と付き合い始めた。でも翔は、まだ俺を家から出してはくれない。
出たいなんて言ったら本当に大変な事になる。もう息をするのも大変なくらいな目に合う。もうおれはこの3ヶ月で学習した。
「おはよう、遥」
「翔おはよ」
「今日もかわいいなぁ。」
翔はおれの頭を犬を扱うみたいに撫でる。
おれも、翔を飼い主かのようににこにこしてしまう。
おれは、おれと、翔2人しかいない生活をして行くうちに、翔にべったりになってしまった。
「んふふ、あんがと」
「ご飯たべよっか」
「うん」
翔は高校の時から一人暮らしだ。
親がそこそこお金持ちみたいなので部屋は広いが、翔の親はずっと海外で暮らしている。
おれの親は分からない。実家に俺は暮らしてたけど、うーん、元気してるかな。
おれの事、忘れてないかなぁ。
ああ、祐希も、おれの事忘れてないかなぁ。
「ねぇ今何考えてた」
「ええっ」
翔は、おれの心が読める。なんでかはわからない。
おれの頬を両手でつかんでくる
「朝ごはん何かなって「うそつき」
俺の事を真顔でじっと見つめてくる。
ああ、翔って、イケメンだよなぁ。
背がおれより10センチも高くて、くっきり二重で、勉強できて、顔小さいし、いい感じに日焼けしてるし、ああ。
「あ、俺の事考え始めた」
「なんでわかるの」
「あ、そうだご飯だったね」
どうやら忘れてくれたみたいだ。
翔は束縛彼氏っていうのかな、俺が他の人と話すのはもちろん(まぁ出られないから当たり前なんだけど) 他の人のことを考えたりするのも許してくれない。翔がくれたぬいぐるみを大切にしてるんだけど、それにすら嫉妬することだってあった。
ー
「で、今日の撮影なんだけど」
「ああ、うん、なにする」
おれと翔は付き合ったという事で、YouTubeを始めた。まだ3ヶ月位だけど、そこそこ需要もあるみたいで、それで翔も俺も色んな買い物が出来ている。
「うーん、馴れ初めやってよ〜ってコメントが多いかな」
「みせてよ〜」
「だ〜め」
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