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「い、いってきます」
「うん、いってらっしゃい。」
翔とおれは違う大学で、俺の方が遠いので先に家を出る。
3ヶ月ぶりの外。緊張しかない。
「…ほんとにいいの?」
「もちろん、あ、水筒忘れないでね」
「うん…」
ぎゅ
思わず翔に抱きついちゃうおれ。
「………ありがと…」
「うん、いってらっしゃい」
「…うん」
昨日散々やられまくった重い腰を抱えておれはのそりのそりと玄関を出た。
てっきり翔も俺に着いてくるのかと思ってた。意外。
しかも大学だからって、パソコンや携帯もくれた。まぁお外に出てる間限定だけど。
行く前にある程度経路とかも調べたけど…………
「あついなぁ…」
もう4月だ。おれがさいごにそとに出ていた時は寒かった。
何だかとっても暑く感じてしまう。歩くスピードも遅くてヘロヘロだ。
何とか駅に着いた。えっと、この電車だ。
ありゃ、満員だ。でも次の電車乗るのはなんか負けた気がするし、仕方ない。
のそりのそりと電車になんとか乗り込んだ。
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