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登りつめる
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「ッはぁ…、んッ、…ッ、んんッ…」
「大丈夫、ゆっくりでいいから」
俺の呼吸が整うように
誠さんは俺の乱れた髪を整えながら、
時々、耳朶を唇で啄まれる。
圧迫感や痛みだけじゃない、
甘ったるい感覚が
背筋をゾクゾクと駆け上がる。
誠さんに与えられる刺激に
どうにか反応すると、
誠さんは腰をくねらせて、
アナルを馴染ませる。
「ね…、そろそろ動いてもいいかな?俺、もう限界かも…」
耳元で囁く声に顔を向けると、
湧き上がる高揚感を押し殺した
切なげな表情の誠さんと瞳が交わる。
俺は精一杯呼吸を整えてコクリと頷いた。
ゆっくりとペニスが抜かれたかと思ったら、
再び腰が打ち付けられる。
圧迫感とその衝撃に、全身が粟立つ。
腰を打ち付ける音と、
卑猥な水音。
そして互いの甘ったるい吐息に
溺れてしまいそうで、
誠さんの背中に縋るように腕を伸ばす。
何度も何度も唇を重ね合わせながら、
律動が繰り返される。
圧迫感や痛みは、
いつの間にか甘ったるい熱に変わり
繰り返される律動が俺の全部を支配する。
「ッ…。ぁ、ヤダ、ッ、来る、なんか来ちゃうッ…」
「いいよ…ッ、大丈夫、ッ、一緒にッ…んッ」
律動が加速する。
誠さんが俺の最奥を打ち付ける。
俺は伸ばした腕を引き寄せて、
誠さんにしがみついた。
誠さんの体温を感じて、
吐息も、鼓動も
汗ばんだ肌も、匂いも、
その質量も、
打ち付けられる律動も、
俺の全部が誠さんの全部を求めて、
絶頂へと登りつめる。
「ッ、イクッ、イクッ、ぁッ…、あッ、あぁぁぁぁぁッッッ!!!!!」
絶叫じみた声を荒らげる俺を
しっかりと抱き寄せてくれた誠さんが
俺の中で波打つのを遠くで感じながら、
俺は意識を手放した。
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