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第一章「快楽の香り」《3》
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舌先を軽く吸われ、背筋に甘い痺れがじわっと広がる。
矢野さんの唇が首筋を辿りながら、徐々に下へと降りていく。鎖骨を過ぎた辺りまで来ると、グッと肩を押され、仰向けに押し倒された。
シャツのボタンがひとつひとつ丁寧に外される。露わになった肌を辿るように、矢野さんの唇がゆっくりと降り注いだ。
やがて、胸の突起を味わうように舌が胸元を這い始める。
「ンッ……」
ビリッと流れる刺激に思わず声を漏らす。
同時に反対の突起を親指の腹で転がされ、快感が腰へと駆け抜けていった。
「あっ、……んッ」
焦らすような刺激に思わず身を捻ると、諌《いさ》めるように突起を押し潰される。ぷっくりと上を向いたソコを甘噛みしながら、ぢゅッとキツく吸い上げられた。
「ッ…んぁ、…」
下腹部に熱が集まるのを感じる。徐々に自分から漂うフェロモンが濃くなり始めていた。
反対の突起にも歯を立てられ、舌で味わうようにもてあそばれる。両方の乳首が赤く充血すると、満足したのか唇は更に下へと降りていった。
腹部に舌を這わせながら、ズボンを脱がされる。下着の上からでもわかる勃ち上がった性器を矢野さんの指に撫でられた。
その感覚にビクッと体が跳ねる。亀頭から滲んだ先走りが下着を汚した。矢野さんは、下着の上から俺のモノに舌を這わせたかと思うと、同時に太ももの内側から下着の隙間に指を入れてきた。
その指先が後孔に触れる。
「ぅんっ…!」
つぷんッとそれがナカに入った。
「濡れてる」
矢野さんが嬉しそうに呟いて、グチグチとその指を動かす。
「んっ…ぅ、ぁッ…ん」
第一関節くらいまでを浅く出し入れされ、こみ上げてくる快感に荒く息を吐き出した。
「っ…、意地が、悪い」
「ごめんごめん」
焦らすような刺激に、恨めしい気持ちで矢野さんを見上げる。矢野さんは謝りながらも、しばらくの間しつこくそれを繰り返した。
「矢野さ、ンッ……!」
焦れったくなって上擦った声で名前を呼ぶと、矢野さんは楽しそうに俺の下着を足から抜き去った。既に受け入れる準備の出来ているソコに、今度は指を根元まで深く突き入れてくる。
「あッ、ぅ……!」
的確に前立腺を押し潰され、ゾクリと快感が走った。一気に三本まで指を増やされ、後孔から溢れ出す愛液をジュプッジュプッと卑猥な音を立てながらかき混ぜられる。
「ぅ、はぁ…ぁん、……んぅ」
指が弱い所を掠めるたびに、抑えきれずに声が漏れた。
「見られてるといつもより感じるのかな?」
その言葉にすっかり忘れていた存在を思い出し、部屋の隅に視線を向ける。顔を真っ赤にしたリトが、唇を噛み締めながらこちらをじっと見ていた。その目はひどく興奮しているようだった。
フッと思わず笑いが込み上げて、矢野さんにナカの指を抜いてもらう。羽織っていたシャツを脱ぎ捨て、今度は俺が矢野さんをベッドに押し倒した。
「リト、もっと近くにおいで」
俺がそう言って手招くと、リトは驚いた顔をしたあと、躊躇いつつも恐る恐る椅子から立ち上がった。遠目にも、はっきりとズボンの前が膨らんでいるのがわかる。
ぎこちない歩みでゆっくりと近づいてくるリトに、内心笑いがこみ上げる。見せつけるように仰向けになった矢野さんのバスローブをはだけさせ、露わになった性器を口に含んだ。
裏筋に舌をねっとりと這わせながら、先端から溢れ出てくる透明の液を舐めとっていく。
「よく見ておいた方がいい。レイのフェラは一級だからね」
気持ちよさそうに息を吐きながら、矢野さんはニヤリと笑った。
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