アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
第六章「過去の香り」《11》
-
「ッ、ぃ、やッ…!」
暴れるたび、レイの頭上で手錠がガチャガチャと音を立てる。仰向けに寝かされたレイの腹部に跨ったジュリは、自分の秘部を拡げるようにソコに自身の指を出し入れしていた。
引きつった顔をしたレイの懇願も虚しく、薬とジュリの手技によって無理やり勃たされた性器が、ジュリの中に呑み込まれて行く。
「ぁンッ……」
ジュリの口から恍惚とした吐息が漏れた。
血が滲むほど強く、レイは自分の唇を噛み締める。酷く顔をしかめたレイの性器が、ヂュブヂュブと音を立てて肉壁に扱き上げられる。
「ぅぁ、…やめッ……」
顔を背け目を閉じるが、脳裏には自分の上で腰を振る母親の姿が焼き付いていた。
「レイ、わかる? 貴方のココが、私の中を犯してるの。気持ちいい?」
絡みつく粘液と肉壁が、淡々とレイを絶頂へと追い詰めていく。
「ジュ、リッ…やめッ……!」
快感をやり過ごそうと懸命に意識を逸らすレイだったが、初めて性器が肉壁に包まれる感覚に抗うことができず、どんどん熱が高まってしまう。
──絶対に中に出してはいけない。
心の中でそう自分に言い聞かせるレイを嘲笑うように、薬の効果かジュリの性技か、呆気なく絶頂は訪れた。
「ぃッ……!!」
ビクビクと身体を痙攣させながら、ジュリの中に熱を吐き出す。同時にレイの頭の中を強烈な罪悪感が満たしていった。
「ッ…ぅッ、ぁ……」
ボロボロと泣き出すレイをうっとりとした目で見下ろしながら、ジュリは腰を浮かし、ゆっくりと性器を引き抜いた。
「……上手にイけたわね」
自身の陰部から滴り落ちる白濁を指で掬い、レイに見せつけるように指の間で糸を引かせる。それを視界に捉えながら、自分が母親の中で達してしまった事実にレイは打ちひしがれた。
「ぅ…ひっぐ、……」
しゃくりあげ、涙をボタボタとシーツに落としながら、レイは未だに自分の上に跨ったままのジュリを責めるように見上げた。
「私の言うこと、聞けるわよね……レイ?」
ニッコリと笑うジュリを見て、レイは彼女に逆らってはいけないと心に刻んだ。
十四歳のレイが、身も心も支配された瞬間だった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
65 / 119