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第八章「深まる香り」《8》
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「レイさんのコレ……なんでこんなに綺麗なの。俺のと全然ちがう……」
うっとりとした目でそう言い、リトが俺の緩く勃ち上がった性器を握る。まるで酔っているかのようにソコに顔を近づけると、薄く開いた唇を先端に押し当ててきた。
「ッ……リトッ……」
くすぐったさと共に背徳感のようなものを覚え、制止の意味を込めて名前を呼ぶ。
「そんなことッ…しなくていいッ……」
フェラが苦手なことくらい既に知っている。まして、大して経験もないリトにそんなことをさせるのは、恋人関係になった今では羞恥心のようなものすら感じた。
そっと下腹部に沈む頭を手でどかすと、不満そうな顔をしたリトが俺を見た。その視線にさえ、ゾクッと興奮を覚える。
「ッ…ぁ、ソコじゃなくて……」
手を下腹部に伸ばし、自分の秘部を指で拡げて見せる。
「こっちにしろ……」
リトがゴクッと生唾を飲んだのがわかった。
俺が指示した引き出しから、リトがゴムを取り出して戻ってくる。自分でもわかるほど後孔から愛液が染み出していて、暴れる心臓に息を吐き出した。
ソファに座り直したリトは、余裕のない動きで慌ただしく自分のズボンの前をくつろげる。
「ふっ……つけてやろうか?」
モタモタと慣れない手つきでゴムを取り出すリトに、思わず笑ってしまった。
「へ、平気ッ……」
こちらを見ないまま恥ずかしそうに手元へ視線を落とし、勃ち上がった自分のソレにゴムを宛てがっている。
「……あれ…ちょ、ちょっと待って……」
しかし、経験がないからか、なかなかつけられない。しばらく笑いを堪えながら見ていたが、やがて焦れったくなってゴムを奪い取った。
「ほら」
身体を起こし、リトのソコにキスをするように前かがみになって唇を近づける。先端に裏表を確認したゴムを被せ、そのまま根元まで唇と舌を使ってコロコロと転がしていく。
舌の上で熱く固いソレの感触を味わいつつも、余裕がなさそうなリトのために手早く済ませた。名残惜しさを覚えながら顔を上げ、舌に残るリトの香りに無意識に唾を呑み込む。
「お、おれがするッ」
「わかったわかった」
リトにあぐらをかかせ、その上に跨りながら肩に手をつく。焦ったように俺の腰を掴んだリトをたしなめつつ、肩を押してソファの背もたれに寄りかからせた。
「……ほら」
挿れやすいように腰を浮かし、リトの性器の先を俺のソコへと宛てがう。
「ッ〜〜〜」
リトは顔を真っ赤にして、荒々しい呼吸を吐いた。触れ合う肌が熱くて、リトが興奮してることに俺まで興奮させられる。
「……お前の“初めて”……もらうな?」
身体を屈めて耳元で低く囁くと、腰を掴んでいる手が小さく跳ねた。自分でも驚くほど、甘ったるい声音だった。
コクコクと何度もうなずくリトの手に、腰をゆっくりと下げられる。ドクドクと脈打つパンパンに張り詰めた性器の先端が、俺のソコに沈み始めた。
「ぁ……ッ」
ゾクゾクと駆け上がってくる快感に、堪らず肩を掴む手に力を入れる。ボーイとしてはあまりするべきではないが、衝動的に手のひらで自分の口を塞いだ。
肉壁を押し拡げられる感覚に、ひどく喘いでしまいそうだった。コイツになら後ろを許してもいいとは思うが、素人相手に、プロとしてせめてみっともなく乱れる姿は見せたくない。
「ッ……!」
リトの性器の先がゴリッという振動と共に、粘膜を抉った。反射的にビクッと身体が震え、リトの肩に顔を押しつける。
──リトに犯されている。
その事実だけで、全身の血が沸き立つ。
自分でもわかるくらいギュンギュンとリトを締め付け、まるで『もっと』と強請るように体重をかけてしまった。
「う、やば……」
堪らない様子で、リトが息を詰める。そして、性器が全て挿入りきる直前、ソレは俺のナカで呆気なく果てた。
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