アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
17.ベッドの上に2人
-
「……」
あれから、数日が経った。1週間僕が逃げる様子が無かったと男が判断したので、僕は永続的に首輪を外した生活をしている。
「どうだ?凛人。ゲームは楽しいか」
無表情でポチポチとスマホをいじる僕の隣に座って、機嫌の良さそうな様子の男が尋ねてくる。
「…ええ。」
「ほ〜そうか、そりゃ良かった」
よしよし、と頭を撫でてくる男の行動に僕は反応を示さない。…スマホが手に入れば何かが変わると思ってた。だけど僕の考えは甘過ぎた。
最初男のスマホで唯一の親友に電話をかけようとした。バレたら終わりだが、やらないわけにはいかないと思った。しかし僕はそもそもその親友の電話番号を覚えていないことに気づいた。今のご時世、一々友達の電話番号を覚えている奴がいるか…?いいやいない。居たとしてそれはごく少数。僕はそのうちの中のその他大勢の1人だ…。
その後、警察に電話をかけようとしたが、迷ってやめた。警察に言ったところでどうにもならないことは前にも思っていたこと。恐らく電話したところで、無駄に警察が尋ねてきて、男にバレて僕の命の終わりだ。
最後に、ネットをいくらか検索をかけたり、あの男に言い当てられた図星通り、ツイッ〇ーのアカウントを作って助けを求めようとも思った。でも作ろうとして、やはりすぐにやめた。
…何をしても無駄な気がした。僕は既に男の支配下の中にいるのかもしれない。ああだこうだと抗ってみても、僕は心の奥底でこの人に敵わないことを察知しているのかもしれない。…もしバレたら、僕の良くない行動が分かられてしまったら、そう思うと体がぶるぶると震えてくる。
ダメだ、よそう。他の人に助けを求めるのは。他の人まで、僕のような被害に巻き込んでしまうかもしれない…。それだけは絶対に…避けなければ。
「なんだよ、浮かない顔して」
夜、自室のベッドで座って既にパジャマを着てスマホを触る僕の元に、ノックもなしに男がやってきて言った。まあノックが無いのはいつものことだが。
「…何の用ですか?」
ちら、と一瞬だけ男を見てすぐにスマホの画面に僕は目を戻す。すると、男は僕に近づいて歩いて来たかと思うと、ばさっと足にかけていた僕の布団を片手で持ち上げながら言った。
「俺もここで今日は寝ようかと」
「……!?」
…な、…いまなんて言った!?
驚いた顔で男を見るが、男はそんな僕のことなどいつものごとく気にもとめずに僕の隣にドカっと涼しい顔をして座ってくる。…意味わかんねえんだけどこの男…!
スマホを置いて、キッと睨んだ顔で横にいる男を見ると、なんだよとすました顔で返される。なんだよじゃねえっなんだよはこっちのセリフなんだよくそが!!
「俺寂しーんだよ。凛人の体温に触れてたいんだ」
…絶対うそだろ。
「…あっ!ちょっとっっ、何尻触ってんだよ変態!!」
「尻じゃないよ、内もも触ってんだよ」
「〜やめろ!!」
僕の制止を無視して、僕の体の後ろからまわった男の左手が膝を立てた左足の僕の太ももをむにむにと揉むように触ってくる。なんか、手つきが……
「…ぅあっっ!や、やめろって言ってんだろう…っ!」
敏感にビクビクと反応してきているソレに気づいて、僕はかあっと頬を染めながら眉を寄せる。
「元気だなあ。お前が感じやすい体質なのかもしんねえけど」
「あっ、な、何言って…」
男にかぷりと肌の露出した首元へと吸い付かれる。僕はそれに、びくんびくん!と過敏に体を震わせる。
「…お前の甘い匂いがする。…くそう、凛人、股開け」
耳傍で聞こえる男の声はどこかエロかった。ていうか、股って…!?
「ほら俺の上に乗って」
上……!?
「……っ」
「何勘違いしてんだよ、別にいきなりお前に挿入したりしねーよ。ズボン下げてねーだろ見ろ」
びくっ
そ、そうにゅ、う……。
いやそうじゃなくてっ!!
「なっ、な、なんで僕が…っっあ、あああなたの膝の上に乗る必要があるんですかっ!」
抗議する僕の顔は恐らく真っ赤だ。
「何でって、俺が弄りにくいから」
「…ぇ」
「何も向かい合って座れなんて言ってねえよ。凛人、そのままの体勢でいいから、そのまま俺の上に乗るんだ」
だ、だから、……なんでだよー!?
「っうあ」
「とっととしろよ」
躊躇していたら脇の下に手を入れられて無理矢理膝の上に乗せられた。…ほんとに僕をなんだと思ってるんだこの男…っっ!人を軽々と人形みたいに抱き上げてっっ…
「さ、ズボンと下着を脱ぐんだ」
「…!?」
は!?
「……ぬ、脱げるわけないだろ、ふざけんな!」
後ろから耳元で聞こえる男の声にびくびくと反応しながら僕は男に抗う。
「どうしてだ?恥ずかしいのか?」
そう尋ねながら前に回された男の大きな両手が僕の上半身をパジャマ越しに這い回るように触ってくる。
「や、やめ」
「ここ、弄ったことあるか?」
びく
男がふとパジャマ越しに僕の胸元にある乳首を指で触りながら言う。
「や、……やめろよ!あるわけないだろ!」
僕は男の両手を手で掴み妨げようとするが、そのうちきゅっと男の指に乳首を摘まれる感覚に僕はびくっ!と体を揺らす。
「……ぁっ、や、やだってば、やだってば…」
「……可愛いなぁ凛人。これだけでココこんなにさせて…えろいよ凛人」
「…っ!」
いつの間にかズボンと下着を軽くずり下ろされて自分のビクビクと勃ったモノが露出されていた。それを透さんの大きな手が、優しく握りながら僕のモノを刺激した。
「…や!やめてっ…!」
胸と、足の間にあるモノを透さんの手に執拗に弄られて、僕はもう限界だった。イク…イってしまう……僕はまた、この人の手で…
「凛人、顔見せて」
「……っぅぁ」
「…なんて顔してるんだ凛人、こんな顔俺以外に絶対見せたらだめだぞ、分かったか?いいな…」
僕はそれから透さんに舌を入れられたキスをされた。
「は、はふ…っぁふ」
頭がぼうっとしてそれからのことはあまりよく覚えていない。でも僕はこの人に呆気なくイカされたんだと思う。
「…すごく可愛かったぞ凛人、おやすみ。また明日」
透さんはそう言って僕の額にキスをすると、部屋を出て行った。僕は快楽の刺激に抗えない自分に反省しつつまだ物足りないように甘く疼くアソコには気付かないふりをして眠った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
18 / 178