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74.待っていたもの
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ー
それから数日後、僕の体から嘘のように苦しめていた熱が消え去り、僕はすっかり元気になった。
「ん〜っ久しぶりに体を動かせる〜」
僕はベッドから体を起こし、カーテンの隙間から入る日差しを見ながら、気持ちいい気分でうんと伸びをした。
「あっタマ」
と、ミャア〜とどこからともなくベッドに座る僕の元に駆け寄るようにやってくるタマに僕はくす、と笑う。
「しばらくぶりだね。タマ、いい子にしてた?僕が寝込んでる間」
「ミャア〜」
僕はタマの毛並みの良い頭を撫でながら笑みを浮かばせる。なんだかんだ、透さんもタマの面倒見てくれてるんだよね。…それに、僕の看病だって。だからこそ、あの人を僕は強く拒めないのだけど…。優しいんだか、悪魔なんだか。
「よしよし、タマ、今日から僕も動くよっ!まずは着替えだっ」
はりきってベッドから降り立つ僕は、タマに向かって笑顔でそう言ってみせる。そのとき、
「おい」
部屋のドアを開けて、普段着をした透さんがじっと僕を真顔で見つめていた。……な、…なに?
僕は顔から笑みを無くす。普段着ということは、今日は土曜日なのだろう。昨日は仕事に行っていたし…。その場に立ったまま少し瞳を揺らす僕の元に、ふっと口角を上げた透さんが近づく。
「熱は下がったみたいだな。ええ?凛人」
……!
「……あ…!」
僕はそのまま悪い顔をして微笑む男に、ベッドの上に体を押し倒される。
「…あっっ、何するんだっっ!」
急いで体を起き上がらせ、四つん這いで男の元から逃げようとするも、すぐに後ろから伸びた男の手に腰を掴まれ捕まえられてしまう。
僕はするりと太ももを男の手に撫でられるのを感じ、ビクッと体を硬直させる。
「ずっと我慢してたんだぜ。病人に手出すほど俺も酷くはないしな」
後ろから僕の耳元でそう言い、僕の履いていたパジャマのズボンを下ろすと、下着の中に手を突っ込んでくる透さん。
「…あ!」
僕はぐちゃぐちゃと透さんの手に少々荒めにアソコを掴まれ扱かれる感覚に顔を赤面させ体を震わせる。
「…ぁっ…や…、やだ…っ」
「気持ちいいんだな凛人、うん?俺がちょっと触っただけで大きくさせて……可愛い」
ちゅ、と透さんの唇に耳にキスをされ、僕はひっと僅かに声を出す。
「あ……っ…う、嘘つき…。僕が寝込んでる間にも、勝手にこうゆうことしてきたくせに…」
そうだ。僕がまだ熱のある間も、この人は1日に1回は必ず僕のアソコを触って弄っては僕を無理矢理果てさせてきたんだ。なのに…何が我慢してただ、ばか…!
「あ〜あ、あれか。あれはちょっと体触ったくらいでお前が発情するもんだからだな…」
そう耳傍で意地悪く囁くように言って透さんが舌を僕の耳の中にねとねとと這わせてくる。
「…あっっや…っやぁっっ」
「分かってないみたいだな凛人。俺が我慢してたのはそうゆうことじゃない。」
そう言って、透さんがふと四つん這いになる僕のお尻の間にぐりっと硬いモノを当ててくる。僕はそれに目を大きくしてびくりとした。
「お前に色々聞くその前に、1回抱かせろ凛人」
「……!や、やだっっ」
「おい逃げようとすんな」
体を捩らせ身動きする僕の体を、透さんが後ろから押さえつけてくる。片手で僕のパンツを下ろし、僕の剥き出しになったお尻のアナに透さんの指が入ってくる。
「ぅあ…っっ!」
「凛人、すでにこんなにヒクヒクさせてるってことは一体どういうことだ?ずっと入れて欲しかったのか?」
透さんの指がぐじゅ、ぐじゅっと僕のナカの奥を何度も突いて、僕はそれにベッドの上に熱い息を吐き、涎を流しながら視界を歪ませる。
「嬉しいな凛人、そんなに期待してくれてるなんて」
透さんは指で僕のお尻を突きながら僕の頬に後ろからちゅ、ちゅっと唇を押し当ててくる。
「…違うっ、そんなんじゃな…」
言葉を言い終える前に、お尻に硬いモノが当てられた。僕はそれに体をふるふると震わせながら目に涙を溜める。透さんが四つん這いになって俯く僕のお尻を引き上げるようにして掴み、ナカに大きく太いモノを挿入していく。
「…あ…ぁあああ…っ」
僕は久しぶりに感じる透さんの感触に羞恥と気持ちよさと、少しの恐怖と後悔とで気持ちをごちゃ混ぜにして、涙を流す。
「ああ、凛人…可愛い」
パンっパンっと透さんに腰を振られながら、僕はその度に抑えきれない声を出して口元をふるわせる。
「凛人、よくも俺以外の奴に跡なんか付けられやがったな。それを目にする度に俺がどれだけはらわたが煮えくり返ってたか分かるか、お前に」
僕のナカを突く透さんの動きが少し荒々しくなる。僕はそれに涙を流し、あうっ、ひぃっとただシーツを強く掴んで声を上げる。
「早くお前をこうして抱きたくて仕方なかった、お前は俺のものだっていう確かな感触を味わいたくて、手に残る証拠が欲しくて」
透さんが激しくベッドに手をつく僕に向かって大きなソレを打ち付けながら、はぁ、と声を漏れさせた。
「だがっ…やっぱりお前は俺のものだったみたいだな。跡も薄くなって消えてきたし、この吸い付き、お前は無意識に俺を求めてるんだな」
「…!?」
耳元で囁かれる透さんの悪い声に僕は目を大きく見開きながら驚いた顔をする。…そんな、そんなわけは絶対、絶対にないのに…っ。
〝…そのうち体の奥にあの男のものが、君のナカに躊躇なく吐き出され〟
「あっっぁっ…ぅんッ」
僕は頭に烏堂さんの言葉を思い出しながら透さんに体の奥まで強く突き上げられ、徐々に理性を手放していく。だめだ…嫌なはずなのに、体が甘く震えて開いた口が塞がらない。奥に何度も、透さんのが…入って…また抜かれて、入れられて。
「ああ、すごいぞ凛人、ぎゅうぎゅう締め付けてきやがってっ。ナカに出して欲しくて堪らないんだな!いいぜ」
透さんが捲りあげた服の下から、僕の胸の乳首を両手で強くぎゅうぎゅうと引っ張りながら、熱い息を僕の耳傍で出す。
「やぁぁっっ…!だめ…もうダメ…それ以上されたら、もう……」
透さんのナカを突くスピードが速くなって、僕はそれに合わせてビクビクと体を震わせ、口から大量の涎を垂れ流す。
「凛人、本当に可愛い…本当にお前が好きだ、可愛い、可愛い…凛人…俺の凛人…」
僕は透さんに体の奥の方で熱いものを注がれる感覚に、同時に自分のモノからピュッと射精する感覚が分かる。
あ…ああ……透さんに出されて、僕もイっちゃうなんて、…なんて無様なの、僕…。でも体が変にビクビクして、この人に僕は抗えない。お尻の奥でまだ熱いものがたくさん注がれて、僕は透さんに耳元で何度も愛を囁かれながらまた、アソコから白い液体を理性をなくした表情でびゅくびゅくと垂れ流した。
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