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87.ねじ伏せられる
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…
「…ぁ……あっ」
男の作ってくれた夕飯を食べ終え、ベッドの上で男に体を押さえつけられながら首輪と手枷をさせられた僕は男に飲み下される感覚にぼろぼろと涙を零した。
「…んく」
「…あぁぁ……いやだ…ぁ……っ…お願い透さん…っ…」
透さんの口内に透さんに無理矢理尿を吐き出された僕は、羞恥と恐怖で顔を赤らめ泣きながら唇を噛む。
「ああ…美味しい、もっと出してもいいんだぞ凛人」
ごくごくと僕の出すものを口にしながら透さんが僕の方を見て意地悪な顔をして笑う。
「も、もう無理……お願い透さん、もう僕…」
「なんだ?」
「こんなのいやだ…。こんな暗いところ…。ここから出してっ」
透さんはつまらなそうに僕を見て、ぴくぴくと立つ僕のアソコを手で弄る。
「ぁっあ…っ」
「やだね。お前はこれくらいしないとまた俺から逃げようと企んで変なことに巻き込まれる」
「に、逃げようなんて、僕企んでないよ…!」
「うるさい!」
ビク
「俺に歯向かうな、凛人の分際で」
…どうしてそんな、人を見下した発言ばかりするの…?透さん…。
「…僕を愛してるって言ったのは嘘だったの?」
僕はベッドの上で男に剥かれた服を手枷をされているせいで整えることもできないままに少しだけ後退りをして言う。
「さあな。」
「…え?」
透さんが鋭い目を向けて、身動きできない僕を上から見下ろした。と、透さん…?
僕は何となく危険を感じて体を捩らせ体を起き上がらせようとするが、すぐに透さんの手にぐっと腰を掴まれ引き寄せられる。
「ぁあ…っっ!」
「本当にお前は諦めの悪いやつだな。いい加減抵抗はやめないか、お前が俺に反抗すればするほど俺のお前に対する拘束は厳しくなるぞ」
どのみち抵抗をやめたってつけ上がるだけのくせに…。僕をますます物としか、見なくなるくせに!
「…離してよっ!」
透さんの僕の腰を掴む手を必死で離そうと身動きするが、そんなことで透さんの手が離れるわけもなく。
「お前は俺のものだということを身をもって分からせないとな。何年だってかかっていい、しかし必ずいつか、身も心もボロボロになったお前が自ら俺に観念し、泣きつくところまで待ってやるぞ、凛人」
そう言ってナカに透さんがズブズブと入ってきた。
「…ぁあっっ!」
「もっとアナを締めろ凛人、俺にちゃんと奉仕しろ」
透さんに体を揺さぶられながら僕は透さんのモノが体の中で動くのを感じる。
「はぁっはぁっ」
「凛人、そうだぞ、俺に突かれてすっかりいい表情になってきやがった…ここも完全に女のアナだな」
「…ぁあっうっっ」
「ああ…凛人、出すぞ、ちゃんと味わえよ」
…!!
透さんに体の奥に大量の射精を放たれる。
「…ぁ…あっ…」
僕はお腹に透さんの精液が溜まっていくのを感じながら涙を流し体を小刻みに震わせる。
全て身動きできない僕のナカに出し終えると、透さんが僕の体からモノを抜いて僕の顔にちゅっとキスをした。
「凛人、週末は心機一転でもして、デートにでも行こうか?ああ、お前を外に出したくないのは山々だが俺との外出は許可する。どうだ、ええ?」
ちゅ、と透さんが僕の耳にキスをし唇を這わせる。
「や、やめて…っ」
顔を背ける僕のズボンを脱がされた太ももの素肌を透さんの手になでなでといやらしく撫でられる。
…もういやだ…こんなの…。
「お前には特別扱いをしてやってるんだぜ。お前にだけさ、こんなに理性がきかなくなるくらい欲情してしまうのはさぁ…」
なでなでと太ももを撫でていた透さんの手が悪戯に僕の足の間にあるアソコを触り、僕は途端にきゅっと目をきつく瞑り顔を下にする。
「…あっ…ぁ…っ」
「もっと触ってくださいと言え」
「…ぁふ…はぁ」
「俺の手でイかせてくださいと言え。言わないと、今度は別の男があの男みたいに被害を受けるかもしれないぜ」
耳傍で囁く透さんの言葉に僕は目を丸くする。…何それ…?どうゆう…、別の男?
「どういうこと…?」
「お前をライブか何かに誘ったあの男さ」
…あ!…まさか、那月くんのこと…っ?!
「や、やめてっ!彼に手出さないで!」
「お前が俺の言う通りにしたら何もしないでやるよ」
「…っ…。…何を言えばいいの」
「イかせてください、僕は一生透さんのものです。」
「…!!…そ、…そんなこと…、言えるわけないでしょっ!?」
この人のものになるなんて、冗談じゃない……!奴隷になるようなもんじゃんか…っ!
「言え!言わないとあの男を好きに痛めつけてやるぜ。どうなんだ凛人、自分と引き換えにあいつを見捨てるのか守るのか、どっちなんだ」
「!」
…分からない。僕はどうすればいいのか。
この人の好き勝手にさせないようにこれからはもっときちんと考えて行動しよう、そう思っていたのに、…初日からこんなんじゃ…まるで駄目だ…僕…。
だけどこの選択肢を迫られた僕に選べるのはひとつしかない。
「………い……イかせて、ください……」
僕は顔を俯かせながら答えた。
「それで?」
「…っ…。……僕は一生…」
〝お前は俺のものだ〟
頭の中で透さんの悪魔のような表情で囁く顔が浮かび、僕は血が出そうなほど強く自分の唇を噛んだ。
「………僕は一生、透さんの…ものです」
そう自らの口で発しただけで、途端に見えていた少しの陽の光が閉ざされ、また目の前に映る闇の色が濃くなった気がする。
「…そうだ。凛人」
透さんの、…悪魔の手に頭を撫でられる。
「いい子だな…凛人。」
そう囁く男の声はいつにもなく驚くほど優しい声だった。僕はそれから再び強いられる快楽から、現実から目を背けるようにそのまま瞼を落としていった。
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