アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
88.服従
-
それからしばらく、僕は透さんに従う日々が続いた。
「帰ったぞ。凛人」
「お…かえりなさい、透さん」
あの躾部屋に入れられたのは初日だけで、次の日になると僕はいつも通りキッチンで夕飯を作られるくらいには自由になった。首輪も鎖も幸いに何故か外されていたが、それは恐らく、今はそれをしなくても僕が逃げないと男がそう判断しているせいかもしれない。
実際…僕はこの人に逆らうことが出来ない。
〝別の男があの男みたいに被害を受けるかもしれない〟
「…っ」
ほんっと人のことこんな卑怯な真似して従わせるなんて最低っ…!
けれど、僕には何も出来ない。なんて僕は無力なんだろう。
帰宅した透さんの前に、突っ立つエプロンを身につけた僕に向かって透さんがスっと手を伸ばして頬に触れてくる。
「凛人」
僕は体を恐怖か怒りかよく分からないままに震わせながら、男に引き寄せられる手に抗えず身を寄せていった。
「…あっんん」
僕は夕飯をとっていた男に突然来い、と手招きをされ、食卓の席につく男の膝の上に座って男に向き合いながら体を上下に動かしていた。
「はぁっう…ぁあっ」
僕は服の上にエプロンを身につけたままお尻だけ出して、男の膝の上で喘ぎながら体を動かし口端から涎を垂らす。
「凛人、もっと動けよ。もっと速く」
透さんの要望を聞き入れもっと速く動こうと頑張るが。
「ァっっ」
何せ速く動くほどお尻の中を透さんのモノに強く擦られ、奥に何度も硬い先端が当たって体がその度に過敏にビクついて、僕はへなへなと力尽きるように床に着いていた足の力を緩める。
こんなの無理だ…っ、感じたくないのにお尻に透さんの大きなモノがあると思うだけで体がビクビクと勝手に震えてしまうというのに。
「ったく仕方ないやつだなぁ」
「っ?!」
すると、透さんは、へばった僕の体を持ち上げて、椅子に座ったまま僕のお尻の奥に向かって何度も自身でがつがつと突き上げてきた。
僕は透さんの白シャツを着た背中に手を回してしがみつきながら目を上に向けて口を開け、足の先をピンっとさせた。
だ、だめだ…っ…な、なんか、奥…行き過ぎて、突かれ過ぎて、体が麻痺してるみたいになって…っ…ひぃ…っ…
「凛人、エプロンの下から張ってるコレは何だ?」
「ぁぁっ!」
「触ってもないのにこんなに大きく勃起しやがって。しかも汁までだらだら流してるじゃないか」
透さんの手にエプロンの下にある剥き出しの立ったアソコを触られて僕はびくびくっ!と体を反応させる。
「凛人、仕置きだな?俺より先にお前がイクなんて聞いてないぞ。」
「…ぁあっ!?」
僕はテーブルの上に体を仰向けに倒される。
ひぃ…っと上を向いてびくびくと体を震わせる僕を椅子から立ち上がった透さんが見下ろす。
「食事だ凛人、お前のな」
透さんはそう口端を上げ笑って言うと再び僕のナカに太いモノを挿入してきた。僕は透さんに激しく突かれながら食卓のテーブルの上ではぁっはぁっと息をあげる。
「凛人、ああ…すごくいい」
「…っぁ…ぅ、っく…」
傍でさっきまで食べていた夕飯のお皿が透さんに突かれる度にカチャカチャと音を立てて揺れ、僕は歯を食いしばって声を抑える。
「従順なお前は可愛いなぁ凛人。だがまだ俺に落ちる気は無さそうだな…」
「はっ…ぁ…っぅ」
「お前の弱みが分かったぞ、お前は自分の身がどうなろうと知ったことではないが他人のことを出されると逆らえないんだな?優しいんだなぁ凛人は」
「ぁんっぁ…う、ぁあっ」
「だが、そのお前の優しさが自分で自分の首を絞めている。自分を性的な目で見ていたあんな男まで庇おうとするとは…本当のバカなのか、それとも、この俺を舐めているのか。」
透さんに激しく突かれた僕は、後に、透さんにお尻の奥で熱い精液を放たれる。ガクガクと体を痙攣させる僕の口元に垂れる涎を透さんが舐めとっていく。
「お前は人にすぐ好かれる、本当に厄介な奴だよ。俺以外の奴に好かれるということはお前にも隙があるということだ、凛人。いいか?この体に二度と俺以外の人間に触れさせるな…凛人」
そう言いながら透さんにきゅっとアソコを触られる。
「ぁあっんん…っ」
「返事は」
僕は瞳に浮かぶ涙を堪えながら言った。
「……はい…」
ーー
……体が、沈んでいく…。
闇の谷底に透さんの手によって押さえつけられ、僕は沈んでいく…。息が、できない。
どうしたらいい?…しかし、分からない…僕には何も。
何も、分からない……。何も…。僕は一体どうしたら……
『……凛人』
……声がする。聞いたことのある声が聞こえる。
『大丈夫、君はよくやっている』
…あなたは誰?一体誰?
『大丈夫だよ、よく頑張っているね。もうひと踏ん張りだ』
何を、言うの?僕に何をしろと、言うの?
僕に、こんな僕なんかに、……一体何が出来るというの。
『君にしかできない。』
……え……
『さあ、今日はもうおやすみ。疲れただろう、しっかり休養をとるんだよ。凛人、おやすみ』
僕はその夜、涙を流しながら眠りについた。
意識を手放す直前、僕の部屋のドアがゆっくりとおもむろに開き、僕の元まで誰かが歩み寄り、僕の頭に優しくそっと触れる見知った温かい手の感触がしたが、それはきっと、
きっと…、僕の作った妄想に、違いないのだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
89 / 178