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89.囁かれる愛
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次の日、僕は透さんの命令により、学生服のコスプレに着替え身を包んでいた。
……なんで僕がこんなことを……。まだ男物なだけ、女物じゃない分100倍マシだが。
しかし、あの人の言うことを安易に僕は逆らうわけにはいかない。
そうしてあっという間に夕方が訪れ、割かし早く帰ってきた透さんに、僕はいつものように玄関まで行って出迎える。
「おかえりなさい」
「…!」
すると、透さんが僕を見てどこか目を丸くしたような驚いた顔をしていた。
…え、何でそんな顔するの?着ろって言ったのはあんたでしょっっ…!
透さんはネクタイを触りながら僕から瞳を逸らして言った。
「…やっぱりお前に学生服のコスプレはよく似合うなぁ、早くそれ脱がせて目いっぱい犯してやりたいぜ」
「っ!」
…っこの、変態野郎ッッ……!
もうド変態だろアンタはっ!てゆうか、頭の中はその事しか考えられないのかよ!!
「今日は肉じゃがか?」
上着を脱いだ透さんが席に着きながらそう話しかけてくる。
「え?あ、うん…。透さん好きだったよね」
「ああ、そうさ。いい傾向だな凛人、俺の好みを覚えてきてるんだな?よしよし、えらいぞ」
……そりゃ毎日いやでも一緒に暮らしてるから勝手に覚えるっての…。
「うん、味も美味いぞ。俺好みの味付けだ」
「…透さんが前甘すぎるって言ってたから少しだけ砂糖控えてみたの。」
「へえ、俺の為にそんなことをしてくれたのか。凛人」
…!
「と、透さんの為とかじゃないっ!ただまた小言言われるの嫌だから、…そうしただけで」
「……ふーん。ま、何でもいいさ」
透さんはパクパクと何でもない顔をして僕の作った肉じゃがを口にしていった。
…ああ、ほんとに僕って馬鹿だな。いつもこの人に嫌というほど好き勝手させられてるんだから、せめてもの料理で仕返しすべきだった。
なのに、わざわざこの人好みの味付けなんかにするんじゃなかった…あーもうっ、失敗したっっ。今度は塩大量に入れてやろっ!
むぐ、と肉じゃがを口にする僕を、ふと目の前に座る透さんが見つめてくるのが分かり、そっと顔を上げる。
…?
「な、なに…?…ですか」
また、こっちに来いとか言って性的要求をしてくるんじゃ…。と少々、いやかなり警戒しながら見る僕だったが、透さんの僕を見る目はどこかいつもと違ったものに感じられた。…こんな服着てるからかな。でも、特にいやらしい目つきで見られているという感覚ではない気がする。
「…透さん。あんまりそんなに見ないでよ、ご飯食べられないってば」
「なら、俺が食べさせてやろうか?」
「…」
僕は男の視線を感じながらパクパクと構わず箸を動かす。もうこんな人に付き合ってらんないっ。
「凛人」
「…何ですか?」
「……いや」
…?
今日の透さん、…なんか変なの…。
ー
「…はぁ…っはぁ、…ぁっ」
その夜、お約束通りというように透さんに僕はベッドの上で抱かれた。
透さんに学ランの上まで閉めていたボタンを外され、シャツの下から手を入れられる。
「ぁっっ…」
透さんの指にグリグリと乳首を弄られ、僕は息を上げながら頬を赤く染め瞳に涙を溜める。
「ああ…凛人…」
透さんの声に耳元で囁かれ、透さんのもう片方の手がそろ、と僕の足の間にあるソコにズボン越しに触れ柔く揉んでくる。
「…あっっ!」
僕は生理的な涙を流しながら透さんの手が焦らすようにズボン越しに僕のアソコを触る感覚に身を捩る。
「…もう大きくなってきた、やらしいなぁ凛人」
僕は透さんに目元にちゅ、とキスをされる。
透さんの手がジーとズボンのチャックを下ろし、下着の中に入り、ぐちゃぐちゃと僕のモノを一気に手で刺激した。
「あっ!ぁぁっっ…うっ」
ハァハァと息を荒らげながら僕は次々に涙を流していった。
透さんは行為を続け、今度は僕のアソコを口にくわえフェラをしてきた。僕はそれにシーツを掴みながら必死に声を抑える。
「…ぁう…っ…ひ…っ」
僕は眉を下げ涙しながら透さんを見つめる。透さんは、僕のピクピクと震えるモノにちゅ、とキスをして、見つめる僕をじっと鋭い目つきで見返してきた。
…なんか今日…いつもの強引なセックスとは何か違う…?
酷くこの人に愛されていると感じてしまう、そんな錯覚を引き起こしてしまう。それくらいに、体に触れてくる透さんの手つきが優しい。
「凛人、ココ、俺にどうして欲しい?」
「……えっ」
「手でイかせてほしいか、口でイかせてほしいのか」
僕は透さんにソコを手で触られながらじっと見て尋ねられ体をびくびくと甘く震わせる。
「……そ…そんなこと…」
言われたって…。
僕は透さんを見つめ、ただかあっと顔を赤くさせ瞳を潤ませる。
すると、僕の足からズボンと下着を脱がせた透さんが僕の足を抱え、アナに透さんの先端を当てがってくる。
「…!」
「…凛人」
ゆっくりと僕の中に透さんが入ってくる。…あ…熱い…、どくどくと脈打って、僕のナカに奥までみっちりと入ってくる。
「…ぁあっ」
「…凛人、…はあ、…凛人…」
透さんに何度も名前を呼ばれながら透さんにナカを突かれる。透さんにすっかり躾られた体は、拒むことなく透さんを受け入れる。僕は透さんに体を揺さぶられシーツを掴みながら涙を流す。
「…凛人、……愛してる。……愛してる…」
いつもより感情的な表情をした透さんに見つめられ抱かれ、僕は高い甘い声を漏らしながら、果てた。
透さんに吐き出した僕の精液を舌で隅々まで舐めとられながら、僕はまた僅かに声を上げた。
ピクピクと余韻で体を震わせるベッドの上に横たわる僕を、透さんが上から見つめる。
「…凛人…」
「…!」
僕は透さんにぎゅっと体を抱き締められた。
…透さん、本当に今日はおかしい。優しく僕の体に手を回してくる透さんに僕は頬を赤く染め、どきどきとしながら思わず手を透さんの背中に回してしまいそうになる。
「…ひゃっ」
すると、上に覆いかぶさっていた透さんの舌が僕の首筋を舐め出す。
「…あ…もう…とおるさん…」
透さんに再び愛撫されながら僕はすぐに反応し出すアソコを隠すように、身を捩らせた。
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