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28.感じる体
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「…ぁっっ」
まだ日の高い時間、僕は透さんの部屋で、透さんのベッドのシーツを握りながら、全裸で高い声を出して喘いでいた。
「何我慢してるんだ凛人、必死で耐えてるお前も可愛いが」
膝を立てる僕の太ももを両手で掴みながら、僕の足の間に顔を埋めて透さんが話す。もう既にイク寸前の僕のモノを透さんが口にしながら容赦なくじゅるじゅると音を立てて僕の先走りの液を飲んでいく。
「…あっあぁっ」
僕はそれに口から涎を垂れ流しながら体を仰け反らす。ビクンビクンっと体を痙攣させながら僕は我慢していた白い液体をまだモノを咥えたままの男の口の中に断続的に出してしまう。
こ、こんなに早くイク予定ではなかったのに…、か、体が震えて止まらない…….。ああっ…透さんの口の中で射精するつもりなんてなかったのに、……ああっ!…と、透さんに飲まれてる…っ僕の出す精液が…。
「…美味い」
僕が全て出し終えるのが分かると、透さんは体を起こしながら舌を出して上唇をぺろりと舐めながら、理性の失った獣のような目でにやつきながら僕を見た。
「凛人、次はここだ」
「…あっっ!」
イった余韻で完全に体の力を無くしていた僕は、男に突然ぐいっと両足の太ももを掴まれながらお尻を上にあげられる。
「…あ…ぁ…」
男の目から見てお尻のアナが剥き出しになっているであろう自分の格好に僕は火を噴くように顔を真っ赤にさせる。男の顔がお尻に近づくのがわかり、僕は声も発せないまま緊張で全身をぷるぷると震わせる。
「かわいー色してるぞ凛人。…ここ触られるの初めてか?」
なでなでと男の指が優しくお尻のアナの入口を触り、僕はビクッと体を揺らす。
「…は、はじめてに決まってるでしょ…、そんなとこ…触らないでよ」
不安と恐怖でびくびくと体を震わせながら男の方を向いて言うと、透さんが先程より一層にやあっとした顔つきで僕を見た。な、なにっ…?
「そうか初めてか!嬉しいぞ凛人」
「…え…」
「誰も弄ったことのないお前のココを俺がこれから俺好みに開発してやるんだ。…はあ、こうして見てるだけでゾクゾクするよ」
「…っ!や、やだ…!!」
男の見たことのない笑った顔を見て、僕は思わず恐怖を感じてそう声を上げる。しかし、男にお尻を向けて男の力強い手に足を高々にがっちり掴まれていた僕は、強く抵抗できない。…下手に嫌がったら、男が急に豹変して僕の今剥き出しのお尻の中に、突然男のモノを突き立ててくるかもしれない。…そんなの嫌だ…!怖い……!
「そんな泣きそうな顔すんなよ。いくら俺でもいきなり入れたりしねーよ」
「…っっ」
「じっとしてろ」
男はそう言うと、僕のお尻のアナに顔を近づけた。すると、
「…っ!?ぁっっ」
お尻の中の入口の方を何かぐにゅぐにゅとしたものが動いている。これってもしかして…透さんの舌…っ?
「…あっぁあやめてっ…、透さん…っ!」
ビクビクと体を震わせながら僕は口元を震わせて言う。
「凛人、舌入れられただけで勃起したのか?…仕方ない奴だなぁ」
「…っ!」
ふと、男が僕のモノを握りながら、男の指だろうものがアナの中に入る。僕はそれにビクッとして体を強ばらせる。すると男の手が僕の立つモノを上下に動かして擦りながら、同時に僕のナカを男の指が前後にリズム良く動いていく。
ああ…な、なにこれ……なにこれ…っっ…おしりの中、なんか…変っ…入って、くる…透さんの指が奥に、入って……っっ…
「あんっ…や、やだよこれ…っやぁ…っ」
「…はあ…凛人俺の指そんなに締め付けて、気持ちいいのか?」
ちがう、絶対違う…っ、前も擦られてるから、今、わけがわからなくなってて…っ!
「あうぅっ」
「可愛いよ凛人、好きなだけイクと良い、俺に全部見せるんだ包み隠さず」
その後、僕は涙を流しながら熱い息を何度も吐きながら、ベッドの上にくたりと疲れ果てた体を預けた。この短時間で2度もイってしまった…透さんの口と手で、こんなにもあっさり…簡単に。
「凛人、しっかりしろ。」
「…ん…」
快楽の余韻に目を虚ろにさせる僕の足を透さんが再び掴み左右に大きく広げながら言う。
ビクッ
ま、まさか…
「慣らしは済んだ。凛人、これからが本番だ」
にっと僕を見下ろして笑う透さんの顔を僕は体を震わせながら見上げる。ま…、…まって…
「やっとお前を俺のものにできる…」
僕の足を掴む透さんの手に力がこもって、僕はその痛みに顔を歪める。まって、まってよ……透さん、僕を見て、僕怖がってるんだよ、ちゃんと僕を見て…っ、気づいて…!
「……待って!!」
僕はぼろぼろと涙を流しながら透さんを見上げて言った。
「……僕、透さんに抱かれたいなんて一言も言ってないよっ」
「………はあ?」
ビクッ
「ふざけんな、ここまで許しといてお預けか。凛人のくせに生意気だな」
「…っ!」
僕はどんっと力一杯男の体を後ろに向かって押した。男が一瞬目を逸らしているその隙に僕は体を起こしてベッドの上にあった布団を自分の体に巻き付け男との距離をとった。
「…どういうつもりだ凛人」
「も、もう少し時間をください…っ」
「はあ?」
「ぼ、僕…そもそもあなたのことを好きなんて一言も言ってません…っ!」
体に巻き付けた布団を震える手で握りながら僕は何とか男に向かってそう言い放つ。
「…ほう。強気だな」
「…っ」
透さんは真顔で僕を見ると、しばらくして、ちっと舌打ちをして僕のいるベッドから離れた。部屋を出ていこうとする透さんを僕は布団を掴んだまま見つめる。
「とっとと覚悟を決めるんだな。」
「…」
「俺は必ずお前を俺のものにするぞ」
透さんはそう鋭い目つきで僕を見て言うと部屋を後にした。僕はそれを見て体の力を抜いた。…危なかった、もう少しで僕あの人に抱かれるとこだった。でもほんの少しあのままあの人に抱かれてもいいかもしれないと思ってしまった自分もいた。…しっかりしなきゃ、今この瞬間だけじゃなくてちゃんとこの先の事を考えなきゃ…。僕、すぐあの人から与えられる気持ちよさに流されてしまうとこがあるから…。
だけど僕、あの人のことどう思っているんだろう。絶対に嫌い、と何故か言いきれない…。それは結局、全てあの人の思惑通りなんだろうか。あの人は最低な人だと、そうわかっているのに、
『凛人』
……だけど僕、あの人の普通に笑った顔も、すごく優しい表情ができることも知ってる。
僕、…僕もしかして…好きになりかけてる…?あの人のこと。あんな人のこと…僕、愛し始めているの?
分からない、自分の気持ちが…。だって、僕はあなたから逃げようとしてるって言うのに…。
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