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128.1泊旅行⑸
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ーーー
「…っ…ぁあっっ、はぁ、はあっ」
部屋に戻った僕は布団の上で透さんに組み敷かれていた。
もう、あれからどれほど時間が経ってしまったのか、僕には分からない。
「いい度胸だな凛人」
見上げた先には、布団に寝転がるはだけた浴衣を身に纏う僕をじっと冷たい目で見下ろす恐ろしい人がいる。
「ご、誤解だって…ほんとに」
僕はそう口を開くが、話を最後まで聞く前に透さんの手に両足を開くように持たれてしまう。
「俺はお前を信じたんだ。俺はお前が好きだからな。お前も、おそらく俺を怒らせるようなことはしないと思った」
「っ…」
「だが違った。…お前にはまだ躾が足らないらしい。他所の男のモノをココに入れて欲しいとでも盛ったか?この淫乱が」
突如透さんにお尻にモノを突っ込まれた。それは奥深くに刺さり、僕は体を仰け反らせる。
「〜〜ぅあぁぁっ!」
容赦なくじゅぼじゅぼと透さんのアレを前後に動かされ、僕は息絶え絶えに透さんの名前を叫ぶ。
「…いっ、痛いよ透さんっっ…だ、だから、何もないって…言ってっっ」
暗がりの部屋で僕は敷かれた布団の上で体を揺さぶられひたすら声を上げ続ける。
「凛人、お前がどう言おうと今回の件は許さない。俺以外の男と…」
「ー誤解だってば!あの人とは何もしてないし、それにまさかあの人が変なことするとは思わなくて!」
だって弟と来てたみたいだし!
家族旅行に来てた人が、あんな…。僕みたいなのに手を出すとは思えなくて…。
と、透さんの動きが止まった。
そっと顔を上げてみると、透さんは僕を見て言った。
「言いたいことはそれだけか?」
そして、突然はだけた浴衣を掴まれて、顔を近づけられた。
「なら、この痕はなんだよ」
「…!」
「首筋にあるこれは、俺がつけたものじゃないな」
「こ、これは、」
そうか、あのちくんとした痛み、あれが……!
「あの男……」
そう言う透さんの表情は怒りに満ち、握られた右手は震えている。
僕はさっきの出来事を頭に思い出した。
…
『…と…とおるさん』
『凛人……お前…こんなところで一体何を…』
『おや、連れの方が来てしまったようですね。どうもこんばんは』
彼がそうにこやかに喋ったその瞬間、眉を険しく寄せた透さんの右手の拳が男に向かって放たれた。しかし
『…!』
『物騒ですね。突然殴るなんて』
男は透さんの腕を平然と掴み止めた。
『…っ』
『…?透さん…?』
何かおかしい。
透さんの顔が何かを堪えるように歪んでいるのに気づき、僕はハッとして透さんの元に駆け寄る。
『透さん、もしかして腕が…』
そうだ、透さんがこの男に掴まれていたのは以前神崎さんにナイフで刺されたところだ。
そうか、透さん…平気なフリしてたけど本当はまだ完治していないんだ。
『元総長とのことらしいですが、大したことないですね。』
床に膝まづき右腕を抑える透さんの肩を持ちながら、僕は瞳を揺らす。透さんは目の前に立つ眼鏡をかけ直す男を見上げる。
『てめぇ…!』
『!ダメだよ透さんっ!』
僕は再び男に殴りかかろうとする透さんの体を止めた。
『どけ!離せ!!』
だって…
『離さないっ!』
もう僕は、透さんが誰かに殴られる姿なんて見たくない。これ以上この人に怪我を負って欲しくない。それに、
『へぇ。君は案外、頭もキレる子のようだ』
……お兄さん、いやこの人は、きっと手強い。
もしかしたらあの男の子も何かあるんじゃ…
…
でももしそうだとして、彼らの目的は一体何だろうか?兄弟、というのも嘘なのだろうか。
「凛人」
はっ…
我に返ったとき、至近距離に透さんの顔があった。
「とおるさ」
「どちらにせよ、お前がのこのこ男の部屋に入った事実は変わらない。そうだろう?」
「……そ、それは…」
思わず何も言えないでいると、透さんの手が突然僕のアソコをぎゅっと力強くつかんだ。
「ーーあっ!!?」
「お前が悪いんだぜ凛人、せっかくお前の誕生日だからってこんなところまで連れてきたのに」
言いながらぐりぐりと乳首を強く弄られる。
「はぁ、はぁ…と、とおるさん…、」
僕は荒々しく愛撫される感触に涙目を浮かべて微かに吐息を漏らす。
「だが今回はいい機会になった、お前を躾けるいい機会だ。」
そして唐突に透さんの顔が首元に埋まり、強く歯を立てられるのが分かった。
「ー…っ!」
僕はその痛みに顔を歪ませるが、自身の透さんに握られたアソコはびくびくと汁を先っぽから垂れ流してしまう始末。
透さんの顔が首元から離れると、僕は透さんに深いキスをされた。
「はふっ…はぁっ」
「…凛人…」
僕は一晩中透さんに抱かれ続けた。
その激しい行為に僕は涙を流したが、僕の体を途中何度もきつく抱きしめてくる透さんを、僕は拒むことは出来なかった。
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