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132.疼く体
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次の日。
「…ぁ…あっ」
僕はというと朝からまた、透さんに捕まっていた。…何でこうなる。
「と……とおるさん、だ、だめだって…か、会社…遅れ…」
僕はパンツとズボンを脱がされ立ったまま、下にいる透さんの肩を掴んで体をぷるぷると震わせていた。
大体…透さんもうスーツなのに。こんな格好してる透さんに朝から射精(だ)すなんて…
「凛人、なに我慢してるんだお前。」
「っあ!」
と、思っていたら透さんに突然後ろに手を回されてむき出しのお尻を揉まれた。
「あっぅぁっ…」
この変態やろう〜〜……ッッ!
僕はだんだん高まるその予兆に、透さんの肩から、透さんのセットされていた頭へと触れてしまう。
「あっ…ぁっっ」
駄目だっっ…ほんとにこのまま出てしまう。
僕は透さんに吸いつかれ口の中で擦られる感覚に足元をがくつかせながら透さんの頭を掴む。
「はあ…凛人、出していいぞ。俺が全部残さず飲んでやる、お前の溜まってるもの全部」
僕は透さんに執拗に何度も強く先走りの垂れるアソコを吸われ、透さんの思惑通り果ててしまった。
「ぅあぁっっ」
僕は透さんの口の中に精液を出しながら眉を下げて涙を零した。
出し終わった後、ビクビクとまだ身体を震わせながら突っ立っていると、透さんが下からすっと立ち上がった。
「あ…透さんごめん髪…掴むつもり無くて」
まだ赤い顔のままハッとして目の前に映る少し後ろ髪の乱れた透さんの姿を見て、僕は涙目を浮かべながら謝罪する。
「いいさ。」
「…!」
すると、体を引き寄せられて口元にキスをされた。
「んんっぅ」
当然のように入ってくる手馴れた透さんの舌に僕は目元に浮かんだ涙を揺らす。
唇を離すと、透さんはふっと不敵に僕を見て言った。
「それくらい俺のフェラが気持ちよかったってことだろ?」
(……っ!!)
「本当なら、もっとお前を泣かせて、虐めて、イかせまくりたいところだが…」
そう言って、透さんが僕の前髪に触れる。
「今日が休日じゃないことが腹立たしくて仕方ないぜ。」
真顔でしれっと言ってのけた透さんに僕は心の中で思う。
…いや、平日の朝から盛ってくるあんたが頭おかしいだけだからなっっ!?
「仕方ない。じゃあ行ってくる」
僕の頭をぐしゃぐしゃと撫でてから透さんがやっと玄関に向かう。…だから僕は犬猫じゃないぞ!!!
「あっ透さん」
そのとき、リビングの机の上に置かれたままのお弁当に気づき、慌ててそれを持って僕は玄関先にいる透さんの元まで駆け寄る。
「はい」
すると
「……お前」
「え?」
透さんが僕の下の方をじーと何か言いたそうに見ているのが分かる。…なんだよ?
「玄関前までそんな格好で出てくるなんて、お前も流石と言うべきか」
は…。
そう透さんに言われて、僕は自分の下半身にちらと目線を移すと、顔をぼっと赤くさせた。
「な、だっだだだって、これはっっっ!」
「まあパンツ履いてるだけマシか?けど、男のただの下着姿なら何も問題無いんだろうが、お前は違うからな。」
違うって…
「何が…」
そっぽを向く僕の腰に透さんがするりと手を回し耳元で囁く。
「お前は男を惑わす、いい意味でも悪い意味でも。」
「…どこ触ってんだよ」
「だが、お前は俺のものだ。凛人、いいな。忘れるなよ」
俺以外の男に尻尾を振るなよ。
透さんはそう言うと僕から離れていった。
僕はガチャリと閉まる玄関のドアを見ながら透さんを見送った。
…僕は透さんの、もの…。
僕はその場にがたっと崩れ落ちた。
「…はぁ、はぁ」
体が疼く。果てたばかりのアソコが、またむくむくと起き上がってきている。ばか、僕のバカ。これじゃほんとに僕はただの犬…。だけど体が何だか熱くて…多分きっと朝から変なことしてくる透さんのせいで。
ああ、こんな、ペットみたいな真似したくないのに、でも……くそうっっ…ー!
「…っぁ!」
僕はその後ピクピクと体を仰け反らせた。
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