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155.激しいキス
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ー
「は…っぁ、…透…さんっ…」
家に帰ると、僕は靴を履いたまま玄関先で透さんに激しいキスをされた。
雨に濡れた僕の顔に触れる透さんの手は大きくて冷たく、透さんもまた、雨で髪や体が濡れていた。
透さんは少しして口を離すと、ほんのり濡れた前髪で目元を覆いながら言った。
「……よくも俺の凛人に」
そうして透さんの手が僕の頬を指で軽く撫でた。
「……と…おるさ…、ーんッ」
喋ろうとしてまた塞がれた。僕は床に尻もちをつき、迫りくる透さんのキスを受け止め続けた。
「とおる、さんっ」
「…」
「も…まってっっ…!息、できない…。」
ハァハァと肩で息をする僕。
すると、
「!」
座り込む僕の体を透さんが持ち上げ、透さんの部屋へと運ばれるのが分かる。
「…あっ」
ベッドの上にドサッと降ろされ、僕はベッドに手をつく。そして顔を上げた瞬間、薄暗い部屋の中でもう目の前までやってきていた透さんに気づき、僕はびくりとする。
「凛人」
両足を開いた僕の間に透さんが体を割り込ませながら声をかけてくる。
「…何をされた?」
近すぎる距離で尋ねてくる問いに、僕は先ほどのことを思い出してシーツを手でぎゅっと握る。
「……なに…も」
「嘘つけ」
ビク
伏せた目線を上げると、苛立った様子の透さんの鋭い目が僕を見ていた。
「…別にお前に何か酷いことをしようと思ってるわけじゃない」
「…」
透さんが瞳に涙をためる僕の頬に触れる。
「ほんとは、もっと早くお前を助けるつもりだった。だが相手がナイフまで持っているのは計算外だったんだ。」
そう言って、透さんがおもむろに僕の服に手をかけ脱がせていく。
「…怖かっただろう?」
ドキ
僕はじっと見つめられる透さんの視線から逃れる。
「…こ、怖くない」
透さんが僕のズボンのチャックをおろし、片手をパンツの中に滑り込ませてくる。
「…っ!」
「ココは、触られてないはずだな。尻だけか?」
ぐちゃぐちゃとアソコを刺激しながら透さんが耳元で尋ねてくる。
「し、知ってるなら…、聞いてくるなよっ」
僕は前にある透さんのシャツを掴みながらビクビクと体を震わせて言う。
「…凛人」
「んっっ」
透さんに顔をあげられ、唇を覆われた。
「あの男は俺が後でちゃんとシバいといてやる。だから、もう大丈夫だからな…ー」
その後、僕のパンツの中から果てた僕の精液を手につけながら透さんの手が引き抜かれた。
「…はぁ…は…ぁ…」
僕はベッドの上に横たわりながら余韻に浸るように息をしていた。
透さんはそんな僕へと近づき言った。
「ちゃんと消毒しないとな。お前の体中俺でいっぱいにさせねーと…」
「…っ…」
透さんが僕の首元に顔を埋めながら囁いた。
「お前は俺のものなんだ……あんなお前の見かけしか見てない阿呆どもたちに、お前は渡さない」
僕は横たわりながら、ぽろぽろと涙をベッドに向かって零した。
僕は、透さんの背中にぎゅっと強く両手を回した。
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