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【番外編】αとΩだったら。後編
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それから、男の家だろう場所まで連れてこられた僕は、ドサッと男の無駄に広すぎるベッドの上に体を降ろされた。
「何するん…」
言葉を紡ぐ前にキスをされた。
「あっ、ちょっっ…とっっ…やめろってばッ」
僕は涙を瞳に貯めながら必死で男の行為から顔を背いて逃れる。
「往生際が悪いぞ、凛人」
いつの間にやら上着を脱いだ男は、そう言ってシュル、とネクタイを外した。
それを見てまぬけにも固まっていた僕の体に覆い被さるように、男の体がずしり、僕の上にのしかかってきた。
お、重い……ッッ!!
僕は、首元に顔を埋め唇と舌を這わせてくる男の背中のシャツを引き剥がそうと掴む。しかし、ビクともしない。
おいまじでやめろってっっ…!
このままじゃ僕は今日ここでこの見知らぬ男にハメられてしまう……!
「はっ、はーなーせーっ…!このヘンタイっっ!」
僕は必死で抗議の声を上げる。
しかし、なぜだかこの男の匂いが鼻を掠めるだけで体全体の力がふわりと抜けてしまう。
…畜生…っ…こ、これがα(アルファ)の香りってやつか…っ。
「凛人、いつまでそうして意地張ってるつもりだ。」
…!…な……っ、なんだと……!?
「あんたこそッいい加減にし……ーひあぁっっ!?」
突然男の手にパンツの中に手を入れられ、ずっと立ちっぱなし状態であったアソコを触られた。
「ほう?女みたいなんだな、Ω(オメガ)ってのはほんとに。先走りでべちょべちょじゃねえか」
「……〜ッ」
僕は赤い顔で上にある男の顔を睨んだ。
「強気だな。だがしかし、その強情っぷりもいつまで持つか」
「……っ!!……んあっっ!…や!やめ、あ…っっ!触るな…っ…て…!!」
「よくここに来るまで射精せずにこれで耐えたな。流石教師に就くだけある。」
「…っっ」
「だが、もう我慢の限界だろう?イク時のお前は一体どんな顔をするんだろうなぁ」
余裕そうにニヤついた笑みを浮かべる男が、息をあげる僕を見て言った。
く、…くそう…っ、このまま男の狙い通りになんてなりたくない!
しかし、男の指が容赦なく耐えようとする僕の先に強くぐりぐりと弄って触れてくる。
「……く…、ぅっっ!…あっ!」
男の舌にべろっと耳を舐め上げられた。
僕はその瞬間、目を大きく開きながら両手でシーツを掴み、ぶるぶると体を震わせながら射精した。
ぱたり、力尽きるように体を横たわらせる僕の耳元に男の口が近づく。
「最高に可愛いかったぞ、凛人」
「…っっ」
男はそうして、僕の衣服を全て剥ぎ、仰向けになる僕のお尻を上に持ち上げた。
「なっ、なに…っっ」
お尻に顔を近づけようとする男に、僕は危機感を感じてビクビクと体を震わせながら言う。
「なにって、慣らしとかねーと痛いだろ?」
「い、いや…慣らしって、そもそも何でヤる前提で話がすすんで……っん!」
僕の話を無視して、男がアナに舌を差し込んできた。ま、まって……、…なんだこれ…ぇ…っ…!?
「あぁぁ…っっ!だ、だめ…っ、あっあっ…、いやだぁぁ……っ」
初めての感覚に僕は体をのけぞらせて目を白黒させる。
「卑猥だなぁ…凛人。なんだよこのアナは。こんな誘う色と匂いさせといてまだ処女なのか?」
「なっ、なんで…知ってぇ…っっ」
「お前のことなら何でも知ってるさ。ようやくお前を俺のものにできる」
と、お尻から舌が離れ、男の顔が離れた。それにホッと僕は安堵し、胸を撫で下ろす。
しかし、それも束の間。僕はふと男のズボンのチャックの間から出された、大きくそそり立つモノを見てしまう。
ま、まさか、アレを…?
「おい、何逃げ腰になってんだ凛人」
「ひぃぃ…っ!」
う、うそだうそだうそだ…!!あんなの無理…!
「心配しなくてもお前のえろアナなら入る、初めてならまあ少し怖いだろうが」
(めちゃくちゃ怖いに決まってんだろうが…!!)
「安心しろ。気持ちよくしてやる」
ドキ
男の手に頬を撫でられ、僕はじっと見つめられる男の視線から目を逸らせないでいた。すると、
「…っっ!!?!あっっ!?」
な、…なんだこれ…っっ!?
僕はお尻に入ってくる硬い大きな熱い塊に口をヒクヒクと動かした。
「ナカどろっどろだったから、やっぱ余裕だったな」
「…え?」
ぼうっとして見上げる僕に向かって、突然男が腰を振った。
「…あっっ!」
パンパンっと何度も腰を振ってくる男に僕はそのうち涎を垂れ流していた。
なんだこれ……頭が、おかしくなる……。
「凛人、なんだその顔は。そんなに気持ちいいか?男のモノで突かれるのが」
ふ、と男に笑われるのが分かったが、初めて感じるこれまで感じたことの無い言いようのない気持ち良さに、僕は何も反論出来なかった。
「ぁ…っあ…っ」
僕は気づけば自ら男の体に腕を回してしがみつきながら喘いでいた。
「はあっ…凛人、もうそろそろ出すぞ」
快楽に身を委ねていた僕だったが、男のふとしたそんな言葉にハッとして我に返った。
「あっ…だ、駄目!」
だって、ナカに出したら、赤ちゃんが…。しかし、男の行為は止まる様子はない。
「あっん…っ!だ、ダメだってば、だめ、…中に出したらだめ!」
「…」
「お、お願い…、外に出して…?」
ピタッと突然行為の止まった男に僕は涙を零して言う。すると男は僕の両足を上げ、先程よりもさらに奥へとその大きなモノを突き刺してきた。
な、なんで…ぇ…っっ!?
「あっあっ、やめっっ…!ダメだって、おねが…っっ」
懇願する僕に腰をうちつけながら男が言った。
「…寧ろ子どもができるまでナカに出してやるよ。そしたら責任取ってお前と結婚してやれるしな」
そうして、驚く僕を無視して、男は腰を振るスピードを速めた。そして、
「…っあ……!」
お腹の方にビュルリと熱い液が注がれるのが分かった。ナカに入ったままびゅくびゅくとまだ大量の精子を長い間注いでくる男に、僕はぶるりと体を震わせた。こんな、の、絶対…妊娠しちゃうに決まってる、じゃん…。
「俺に突かれてお前もイったのか」
行為が終わり、男に頭を優しく撫でながらそう言われた。
ちゅ、と男が放心状態の僕の額にキスをしてくる。
「凛人、…愛してる。」
ーー
透「まあ、こんな感じになるだろうな。」
凛「……(勝手に僕を孕ませるな…)」
終わり。
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