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抗えない運命 side蓮斗
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突然現れた"運命の番"。
なにふり構わず此処まで来たが、ふとした時に頭を過ぎる
"奏は本当に受け入れてくれているのか?'"
頸を噛まれたから無理して一緒に居るのか?
奏の可能性を俺が潰していやしないか?
最近、冷静になると考えてしまう。
あれがもし、一時的なものだとしたら?
もし、俺の勘違いだったとしたら?
答えは意外とシンプルだった。
夕飯を食べ終えて寛いでいる奏に聞いてみる
'なあ奏、頸を噛まれるなんて痛かったよな?しかもいきなり合意もなしに無理やり抱かれて。
俺のせいで酷い目にも合って辛かった、、よな'
'いきなりどうしたんですか。熱でもあります?'
'おい。いくらなんでも酷くないか?'
'橘さんとおれは"運命の番"なんでしょ?
それに、今の自分、結構好きですよ?'
'そうなのか?'
'一応、これでも橘さんの言う"運命"?
俺は受け入れてますよ??'
'そっか、恨まれても仕方ないのにな。
、、、奏は強いよ。'
'橘さんに出会ったのも、番になったのも運命。
だったら、俺は受け入れようって。消して強くは無いですよ?'
'そうか。'
俺の番は案外強くて、案外図太いみたいだ。
図太いは余計だっ!! by奏
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