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朝起きたら俺の愛用抱き枕が銀河系レベルの超絶イケメンに変わってました
第一話(2)
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「抱き枕の付喪神ユーシンです。よろしくね」
「……」
……朝起きたら俺の愛用抱き枕が銀河系レベルの超絶イケメンに変わってました。
華麗にタイトルコールを決めたところで、いよいよ本題に入る。起きたら銀河系レベルの超絶イケメンに変わっていた俺の愛用抱き枕が、俺の朝勃ち◯こをさも当然のごとくナデナデしちゃってる件について。
「ぎゃあああああぁッ!不審者ッ!警察!誰かっ!お隣さーん、110番お願いします!あーダメだー!ここ角部屋で隣は未入居だったー!ちなみに間取りは2DK」
「ずっと見てたよ……ヒロのこと。毎朝コレを僕の太ももに押しつけて……誘ってるんだよね?」
うっわぁ……やば。ドン引き。強盗でも詐欺師でもなくてサイコパスのストーカーだった。イケメンすぎてモザイクかかるレベルなのにストーカーとか引くわー。こんなオッサン手前で容姿も平凡な俺がストーキングされる意味はまったくわからないけど、抱き枕の太ももってどこ?
「ねぇヒロ……ヒロの童貞僕にちょうだい?……あ、処女か」
「えっ……無理。童貞じゃないし」
あと三十路手前の男に向かって『処女』とか言うのやめて。
「まさか。僕が来る前に初体験を済ませたなんてことはないでしょ?小5でそれはレアケースすぎでしょ。小5なんてオナニーすらまだしてなかったよね?ショウ君から借りたAVで初めてヌいたのが高2の夏だったもんね?僕を抱きしめながらしたんだよ?覚えてる?ビュクビュクーっていっぱい出しすぎてティッシュが足りなくて、少しだけ僕についたんだよ。ほらここ」
少しだけ捲られた服の下には、銀河系レベルのシックスパック……じゃなくて薄いシミのようなものが見えた。俺の愛用抱き枕にもまったく同じ形のシミがあるのを、17年間愛用してきた俺が知らないはずもない。
「信じてくれた?僕がヒロのザーメンを初めて受け止めた抱き枕だって」
おい、言い方。なんか発言がどんどんダイレクトになってきてないか?このイケメン不審者。
「……はぁ。思い出したら興奮してきた。今すぐアナルにぶち込んでいい?」
あーもーひどい。その顔面でその発言は色々通り越してホラーだよ。
「ほんとにやめて」
「……ごめん。僕いまなんて言った?心の中で言ってたつもりがなんか声に出ちゃってたみたいなんだけど。生身の体って怖いね。早くナマでヤリたい」
「ほんとにやめて」
「えっと……よし、話を戻そう。僕はヒロの抱き枕で、付喪神のユーシン。憧れの体位は駅弁。よろしくね」
ここで改めて報告。この部屋にはツッコミ担当がいない。
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