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朝起きたら俺の愛用抱き枕が銀河系レベルの超絶イケメンに変わってました
第四話(3)
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「ねぇ弘……言って?僕はなんて言われても後悔はしないから……」
「……お前が好きだよ、竜美……」
「……ッ……」
竜美がこんな顔を見せてくれるのなら、もっと早く言ってやればよかった……。
「……嬉しい……僕も大好きだよ、弘……」
「……っ」
あぁ、俺……竜美とキスなんてしてる。そういう意味の「好き」じゃないけど、まぁ最後くらいはこいつの好きにさせてやるか……。
「……んんッ……!」
……いや、ちょっと待って。ここまだ部屋の外だし舌とか入れられたら困る。それにあと5分しかないのにこんなことしてたら、中途半端で終わってこいつもしんどいだけだろ……。
「……ッはぁ、バカ……どこだと思って……」
「中入ろう?」
「……うん」
扉が閉まるのと同時に、また後ろから抱きしめられた。あと5分しか……いやたぶん4分くらいしかないしこれ以上は何もできないはずだけど、改めて考えるとこの状況がものすごく恥ずかしい……。
「……っおい、どこ触って……」
「時間がないから僕の好きにさせて?」
「……それはいいけど……」
「……けど?」
「……ちゃんと顔見せろよ。……もっと辛くなるって……わかってるけど……」
言いながら涙があふれてきた。……情けない。こいつはもっと辛い思いをしてきたはずなのに……。
「泣かないでよ弘……可愛すぎて爆発しそう」
「……っ、……押し当てんな……」
「お願い……触って?」
「……は……?」
「ちょっとでいいから」
「……っ……」
真顔で懇願され、俺は竜美の下半身にそろそろと手を伸ばした。……自分以外のものに触れるなんて当然はじめてだ。布地越しにも自分のより立派なのがわかる。
「お前……ずるい」
「……え?」
「なんで俺よりデカいの?昔は同じくらいだったのに」
「勃ったところなんて見たことないでしょ?」
「……まぁ」
「僕も弘のが勃ったところちゃんと見たことない。ちょっと触っただけで殴られたし」
「当たり前だろっ!あの頃まだ小5だぞ。悪ふざけにも程がある」
「……ふざけてたわけじゃないけどね」
「ていうかもう5分経ってないか?」
「さぁ……まだじゃない?」
「……」
……ん?この表情……何か隠してるなこいつ……。
「正直に言え」
「……え?」
「お前……本当に抱き枕に戻るのか?」
「……」
「おい」
「……ごめん。嘘」
「はぁ!?」
「だってこうでもしないと弘はいつまでも本音を言ってくれないでしょ?」
「……だからって……」
「自覚あるんだ?」
「……お前こそ悪いことした自覚あるのかよ?」
「うん、ごめんね。お詫びにこれからずっと弘のそばにいてあげる。嬉しい?」
「……」
この切り替えの早さ。やっぱりめちゃくちゃ竜美だ……。
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