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朝起きたら俺の愛用抱き枕が銀河系レベルの超絶イケメンに変わってました
第八話(3)
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「意外と泣き虫だよな、お前」
「だって嬉しいんだもん……」
つい『よしよし』と頭を撫でそうになった手を引っ込める。またさっきみたいに不機嫌になられたら敵わない。
「でもさすがに結婚式までは我慢できないな」
「……うん」
やっぱりそうきたか。まぁ覚悟ならもうできてる。……でも痛かったらどうしよう。
「……いいの?弘」
真剣な表情で見下ろされ、言葉に詰まる。さっきまで泣いてたくせにいきなりこの変化……やっぱり心臓に悪い。
「……初めてだから駅弁はやめてくれ」
「そんなことしないよ。今はまだ体格的にもきついしね」
「……そうだよね」
あんなに連呼してたのにいきなり現実的な意見はやめてほしい。なんか俺の方が恥ずかしいじゃないか。……『今はまだ』って何?
「弘……きれい」
「……っ……」
シャツをはだけられ、じっと見下ろされる。……『そんなに見ないでくれ』と言いたい。でも言わない。こいつに見られることには慣れないといけないらしいから……。
「えらいよ……弘。そのまま僕を見てて」
「……っぁ……!」
「うん……声も我慢しないで」
熱のこもった視線をこちらに向けたまま、竜美が乳首を舌で転がす。一年ぶりの快感を上手く受け入れられない。思考が完全に置いていかれている……。
「……はぁっ、たつみっ……もっとゆっくり……」
「名前で呼んでくれたらいいよ」
「……っ……」
「……もしかしてあの時のってかなり勇気を出してくれた?」
「……そうだよっ……」
「嬉しい……大好き」
「……ッ……?」
竜美の指が後ろに何かを塗りつけている。なんだかくすぐったい。
「力抜いてね」
「……ん……」
「大丈夫……痛くないから」
「……っン?」
「……ね?」
ほんの一瞬だけ唇が重なり、にこりと微笑んだ竜美の指はいつの間にか俺の中の浅い部分をなぞっていた。……いつ挿れられたのかわからなかった。『寝所の神』というのは伊達ではないかもしれない……。
「……ゃっ、ん……!」
「可愛い……弘」
「……ンぅ……」
唇を「ちゅっ」と吸われ、上顎を舌で押し上げられる。巧みな舌づかいに翻弄されているうちに、すっかり根元まで埋まった竜美の指が円を描くように中をかき回していた。
「……ッ、……はぁっ……」
「弘、どんな感じ?」
「……指がっ……はいってる……」
「うん……小学生みたいな感想かわいい」
「……っぁ!」
「……ココだね」
「……ンっ、やだっ、そこぉ……」
指の腹で押し上げられた部分がジンと熱い。意思に反して甘えるような声が出てしまうのが恥ずかしい……。
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