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朝起きたら俺の愛用抱き枕が銀河系レベルの超絶イケメンに変わってました
第八話(5)
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「っァ……──!」
いきなり腰を揺すられ、強烈な痺れが全身を包んだ。同時に奥まで埋まった竜美のものが存在を主張してきて、頭が混乱する。
「……っひッ!……ッぁ、っン、ッあぁっ……!」
思考が追いつかないまま揺さぶられる。竜美のものが出たり入ったりしているのがはっきりわかる。それだけでおかしくなりそうなのに、竜美は俺の両脚を抱えて腰を浮かせ、角度をつけてきた。
「ッひ、っァ、んぁっ、たつっ……ッあぁん……!」
熱い塊があの場所に当たる。そのたびに頭の芯まで痺れて、指先の感覚すらあやふやになっていく。
……これが「セックス」というものなんだとしたら、俺にはもう無理だ。これ以上は頭がおかしくなる。こんなことを普通にやっている世の中の奴らはみんな狂ってる……。
「……っひッ、ンっ、も、やだっ……たつみぃ……」
洪水のように涙があふれてくる。鼻水をすすると「ズビッ」と音がして、ようやく竜美の動きが止まった。
「……ごめん。痛かった?」
「……ッ……ちが……」
嗚咽が止まらず、上手く喋れない。竜美がうろたえているのがわかる。でもどうしていいのかわからない……。
「弘、泣かないで……もうやめるから。ごめん……」
「……ちがうって……言ってるだろっ……」
「……え?」
「……お前がっ……なんもしゃべんないから怖いんだよ……」
「……だって弘が煽るから余裕なくて……」
「……知るかバカっ」
子供みたいに泣いている自分が情けない。でもどうにもできない……。
「顔ぐちゃぐちゃだね……可愛い」
「……っ……」
濡れた目蓋や頬に降る優しいキスが、胸を締めつける。涙が引っ込んだと思ったら、今度は心臓がうるさい……。
そっと耳朶に口づけられ、「続きしていい?」と囁く甘い声。顔が熱すぎて、俺は小さく頷くのでやっとだ。
「今度はゆっくりするね」
「……うん」
「弘が感じすぎて泣いちゃうから」
「……ッ……お前が怖いからだって言ってるだろ……」
「うん……じゃあ今はそういうことにしておいてあげる」
「……んっ、……ァっ……」
触れては離れていく肌が、さっきよりも熱い。ゆっくりと中を擦られると、「気持ちいい」のがより鮮明に伝わってくる。
「ゆっくりの方が好き?」
「……んッ……さっきのはっ……わけわかんなくて怖い……」
「……そっか。まぁどっちにしろ最後はそうなるんだけどね」
「……え?」
「弘はセックスを甘く見過ぎだよ」
「……え……?」
「大丈夫……僕がちゃんと教えてあげるから安心して?」
「……ンっ……」
ぜんぜん大丈夫じゃない気がするけど、やっぱり竜美のキスに絆されてしまう。ほんと大概だな、俺も……。
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