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朝起きたら俺の愛用抱き枕が銀河系レベルの超絶イケメンに変わってました
最終話(5)
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「……たのむ……ゆっくりしてくれ……」
「……ねぇ弘」
「……ッ」
耳に吐息がかかる。低くて柔らかい竜美の声が頭の中に直接響いてくるみたいで、背筋がゾクゾクする。
「見た目も大人になった僕の前で、まだカッコつけるつもり?」
「……っ……」
「昨日よりもっと気持ちよくしてあげるから、弘の恥ずかしいところいっぱい見せて……?」
「……ンぁっ……!」
熱くぬめった竜美の舌が、耳の中で「クチュッ」と鳴る。全身がぶわ、と一気に粟立った。
「……ンっ、ぁっ、……たつみっ……」
「名前で呼んで?弘」
「……ひっ……ゆうっ、……しんッ……」
「……可愛い。弘……」
「……ッあぁっ……!」
腰をグッと引き寄せられ、一瞬で頭の中が真っ白になる。……昨日みたいになるのは嫌だ。でも竜美のもので中を擦られると、何も考えられなくなる。気持ちよすぎておかしくなる……。
「弘……気持ちいい?」
「……っん、……聞くなって……」
「そろそろ素直になっておかないと、明日また同じことになるよ?」
「……え……?」
「弘が恥ずかしがって僕の顔を見れなくて……僕がまた寂しくなる」
あぁ……それはだめだ。竜美の寂しい顔は嫌だ……。
「一緒に気持ちよくなってるのに……どうして恥ずかしいの?」
「……だって……」
「弘の声も表情もぜんぶ可愛いって何度も言ってるのに、まだ伝わらない?」
「……ちがう……でも……」
「……そっか。まだ足りないんだね。いいよ……いくらでも言ってあげるし、ちゃんと伝わるまで何度でもイかせてあげる」
「……ゃっ、それやだっ……やあぁっ……!」
腰を大きく浮かされ、繋がった部分が視界に入る。恥ずかしすぎて涙があふれてくる。
「弘……可愛い。愛してる……」
「……っァ、ゃっ、……やだぁッ……」
「……はぁ、可愛い。……弘、愛してる……」
「……ひっ、……んあぁッ……!」
竜美の言う通りだ。こんな恥ずかしい体勢で『可愛い、愛してる』を連呼しながらのプレイを、竜美はきっと俺が素直になるまで続ける。しかもセリフに込められる熱量がどんどん増していて怖い。
このままいけば「明日」どころか、一生竜美の顔を見れなくなりそうだ……。
「……っ、……雄心……」
「……え?」
「……ちゃんと言うからっ……も……やめてッ……」
声が掠れてしまって情けない。でもこれ以上、本心を隠しておくことを竜美は許してくれない……。
「……お前とするの……すごく気持ちいい………から……もっとしてくれ……」
「……」
顔を真っ赤にした竜美が、俺からスッと視線をそらした。……え?えっ?何だその反応。俺なにか変なこと言ったか……?
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