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俺はそのままソファの上で起き上がって、浅科さんと向かい合わせに座り直した。
一瞬、怪訝そうな顔をした浅科さんの、
そのシャツの胸元を引き寄せて自分からキスをする
すぐに、応える様に重なってくる唇の感触を確かめながら、自分の唇で食むように挟む。
前戯の一部の様に深いキスをしながら、シャツのボタンを上から一つづつ外していく。
しなやかに伸びた首元から、鎖骨までが顕になって、
更にボタンを外して、俺よりもずっとたくましい胸板をはだけさせた。
唇から首筋、肩、鎖骨をなぞって、
胸板で微かに主張する小さな突起に唇を寄せる。
食んで、舌で舐め上げて、
音がする程、思いっきり吸い上げる。
「いっ…て、痛っ、……!」
浅科さんが俺の肩に手を当てて、そう訴えるのを無視して、
更に目いっぱい吸いながら、片手でもう片方をこねる様にいじる。
「っ、いっ…ッ……お前、…仕返ししてるだろ…っ」
「仕返しじゃなくて〝お返し〟。」
突起をきつく吸う度に、浅科さんの息が乱れてくるのが分かって、
さっき、すっきりしたばかりなのにまた興奮してくる。
胸元を弄りながら、下に手を伸ばすと布越しでもはっきりした硬い感触に触れて、高揚に拍車をかけた。
「…なんだ、人の事言えないじゃん。」
我ながら性格が悪いとは思うけど、
内心、〝ざまぁ見ろ〟と呟いた。
「…お前もな、」
「っ、あ、」
また熱くなり始めたそこをやんわりと握られて、出すつもりはなくても甘ったるい声が自分の口から漏れ出す。
触りたい
俺も直に触りたい
湧き上がる衝動を抑えられなくて、堪らずに浅科さんのベルトに手を伸ばした。
リビングにお互いの荒い息と、粘度の高い濡れた音が響いている
向かい合って座って、お互いの勃ち上がった物をぐちゅぐちゅと擦り合う。
あまりにも卑猥で、いやらしいその音が鼓膜から頭を侵して
もう他の事なんか、何も考えられない。
俺の手の中で、浅科さんの感触がどんどん熱く硬くなっていって
肩にかかる息も、触れる肌も熱くて、とにかくその全部が欲しくて
もう、
ずっとこのまま、この時間が続いて欲しい
イキたいけど終わりたくない
そんな矛盾に、おかしくなりそうだった。
「っ、あ、…はっ……そんな、…したら、も…やばい…」
「……好きなだけイけよ」
「……っ、まだ……ぃやだ、」
「…お前…また…、そういう事言う」
少し呆れた様に笑った浅科さんが、促す様に手の動きを早くする。
「…ッう……ぅ、」
せり上がる強烈な射精感を、息を詰めてなんとかやり過ごす。
されるがままなのが悔しくて、自分も同じ様に、握った硬くて熱い物を激しく扱き上げる。
手の中で更に大きく張り詰めるそれに、若干、嫉妬心を覚えた。
くっそ、デカすぎるだろ、こんなの。
浅科さんが、俺の手の刺激に
深く息を吐いて、低く唸るのがたまらなくて
腰から背中をせり上がって来る感覚に震えながら、夢中で手を動かした。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が大きくなる。
熱い
血が沸騰しそうだ。
「っ、すげ……ッ…き…もち、…ッい……、、」
「……お前の、その、顔」
「……ッんぁ…?…はっ…ぁ、」
「その顔、…見てるだけで、イきそう。」
「……ッは…ッ」
先端を手のひらで擦られて、強烈な感覚に体が軽く痙攣する
「っい、…い、く……イく、…いっ…あっあ…」
ビクッと一際大きく体が痙攣して、目の前が真っ白になる。
もうとっくに限界まで来ていた俺は、弾ける様に果てた。
「…俺も、やばい、……気持ち、いい…」
切羽詰まった様な浅科さんの声音が、限界の近さを示していた。
俺で、気持ち良くなって
俺の手で、俺の体で、
俺と同じくらい、身悶えるくらい、ぐちゃぐちゃになってしまえばいい。
内心そう呟きながら、張り詰めてそそり立った物を無茶苦茶に扱いた。
「……ッぅ、あ、」
低く呻いて、その肩がビクッと跳ねた。
手に跳ねた温かい飛沫の感触に、体の奥がジン、と疼く。
ハァハァと乱れた息に肩を上下させたまま、ぶつかり合う様に唇を重ねた。
唾液を絡ませる様に、深く舌を差し入れて擦り合わせると、
そのザラザラした感触に、また体が疼いた。
何度も角度を変えながら貪り合った唇を離すと、名残惜しむ様に糸を引いた。
離れた熱に、物寂しさを感じた。
同時に、現実がどっと戻って来て、
壁掛け時計の音が、残り時間を示している様な気がして
家中の時計を止めてしまいたくなった。
「恵、そろそろ風呂入んないと」
「……めんどくさい。」
「終電、間に合わなくなるぞ。」
「……ここから学校行けばいいじゃん」
「着替えも何も持って来て無いだろ。…ほら、風呂。」
帰りたくない
もっと、したい。
最後までしたい。
触れれば触れるほど、次が欲しくなる。
その先が欲しくなる。
背中に腕を回して抱き着いて、
ガキみたいな駄々をこねても、いつもやんわりとほだされて
結局、終電までには駅に送って行かれる
いつもそうだ。
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