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ムカつく
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そして、誠凛対海常当日。
先輩たちは黒子くんに対する俺の態度に驚いていた。
「なんでいるんスか? 正直、同じ空気を吸いたくないんスけど」
「ご……ごめ……」
「うちの後輩に手ぇだすな。怖がってんだろ」
「あんたらには関係ないっス。こいつの自業自得なんスから」
怯えた顔して、猫でも被ってるんスか?
ムカつく。
どうせ、誠凛の人たちのことを利用して嘲笑ってるくせに。
「黄瀬ぇ! これから戦う相手に敬意くらい払え! シバくぞ!」
「ぐえっ……。シバく直前に言わないでほしいっス!」
「うっせぇ! てめぇがわりぃんだ!」
「んな理不尽な……」
怒りながら歩いていく笠松先輩。
俺は振り返って黒子くんを睨む。
「負けねぇっスから」
そう言って笠松先輩のあとを追いかけた。
そして、試合開始のブザーが鳴る。
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