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雅視点 朝
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目が覚めると、隣に優が寝ていた。
このなんとも言えない倦怠感と腰の痛みから察するに、また魘されて錯乱した俺がやらかしたんだろうな、と思う。
その割に布団は綺麗にされていて、俺の服も取り替えられている。
恐らく優が後始末まで全てやったんだろう。
時計を見ると9時だった。
優の出勤は大丈夫なのかと思ったが、今日が祝日だったことに気づいて、安心する。
優は美容院を経営している。
人当たりのいい性格と、手先の器用さ、そして俺の彼氏だけあってなかなかのルックスだから、割と儲っているらしい。
俺の小説家としての稼ぎ含め、男二人衣食住不自由しない程度に生活ができている。
高校でこいつに会ってから、まさか一緒に住むようなことになって、ましてや恋人になるなんてこと、考えもしなかった。
ふと優と出会った頃のことを思い出す。
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