アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
高校生雅視点 友人2
-
7月の、暑さが本格化してきた時期の、
ある日の体育の授業の事だった。
なんとなく、朝から体調が悪いなとは思っていた。
幼少期は両親に監禁されていたようなものだったから、
満足に運動もしていなかったために、
俺の身体はあまり強くはなかった。
これは両親とは関係ないが、貧血になりやすい体質であるのに加え、慢性的な低血圧もあった。
その日は外でサッカーの授業で、炎天下の中、
クラスメイト達とサッカーに興じていた。
はじめはそこそこに動けていたのだがいよいよ
本格的に具合が悪い。
くらくらして、視界が赤や黒に点滅している。
「月城ー!」
クラスメイトの男が、パスを飛ばして来た。
どうやらノーコンだったらしく、それは俺の額に飛んできて、そのまま俺の意識は途切れた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 48