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高校生雅視点 傷痕5
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「それはそうとしてさ、雅身体軽すぎない?
ちゃんと食べてる?」
優が骨格が浮き出た俺の手を取りながら言う。
「まあ、、、一応。」
と言っても、今までまともに食事を与えられなかったせいか、俺はあまり食べる方でなく、家では簡易的なブロック型や、ゼリー状になった栄養食を食べることが多かった。
、、、料理、出来ないし。
優は呆れたような顔をする。
「嘘つくなよー。ちゃんと食べてるやつはそんな細長くならないの!もしかして雅、料理できないの?」
「まあ、中学家庭科レベルしかできないな。」
「まじかあ、、独り暮らしでこれからどうすんの、、、、、、あっそうだ!」
優が何かを閃いたように顔をこちらに向ける。
「なんだよ?」
「俺、料理作ったげようか?」
「は?、、料理作るってお前、俺の家来んの?」
「まあ、そうだね。晩飯一緒に食べて次の日の
朝食作り置きするとか」
「いや、そんな迷惑かけられないし、そんな事しなくていい。」
「迷惑じゃないし、俺が作りたいの!ちゃんと食べないと、また倒れるよ?」
「いやそれは、、、」
「はい決まりっ!病院終わったら材料買いに行こうねー雅!」
それから、俺と優は強引に、夕食を共にするようになった。
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