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高校生雅視点 夕食
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初めてだった。
誰かが俺の為に料理を用意してくれたのは。
いきなり夕食を一緒に食べようだなんて言い出し、
押し切られた形だったので、多少不服ではあったが、
悔しいことに、優が作った夕飯は、とても美味しかった。
まともに料理を作って貰ったことが無い俺からすると、
文字通り人生で一番美味しい料理だと感じた。
そんな俺を見て優は、
「どう?美味しい?」
「凄い美味しい。ここまで料理出来るとは思わなかった。」
正直な感想だった。
「ふふふ、、雅可愛い」
優はニヤニヤと笑みを浮かべてこちらを見ている。
「は?」
間の抜けた声が出た。
何を言い出すんだこいつは。
「いやーなんか俺が作った料理頬張ってんの可愛いな
と思って。」
「はあ、いや男に対して可愛いは可笑しいだろ」
「んーん。雅綺麗な顔してるし関係ないっしょ。」
「はぁ、、、」
これ以上言い返しても無駄なことがわかったので、
もう何も言わないことにした。
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