アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
高校生雅視点 髪7
-
髪のカラーを終え、シャンプーをすると、
優が髪を乾かしてくれる。
自分でできるからと断ったのだが、
仕上がりを見たいから、と押し切られ、今に至る。
優の触れ方があまりに優しいから、頭を撫でられているようで、居た堪れない気持ちになる。
居た堪れないけど、心地良くて、瞼が重くなる。
意識が落ちてしばらくすると、後頭部に温かい感触があって、目を覚ました。
振り向くと優と目があう。
どうやら胡座をかいた優に抱きかかえられる形で眠っていたようで、飛び退くようにして離れた。
「っなんだよこの体制!」
「えー髪乾かしてたらそのままの体制で寝てたからさー?
起こすわけにも行かないでしょー?」
優が苦笑して言う。
「そんな事より、髪、出来たよー。はい、鏡。」
誤魔化されたような気もしたが、とりあえず言われるままに鏡を見る。
「おおっ!すごい、こんなの素人で出来るのか?」
髪はきれいな紺に染まり、首筋がちょうど隠れるくらいの丈のウルフカットになっていた。
素直な感想を述べると、優は嬉しそうに
「でしょー。元がいいからやりがいあって、
頑張っちゃった。」
「っ、、そうか、ありがとう。気に入ったよ。」
「どういたしまして。じゃあ、髪も終わったことだし、
ピアスやろうか、道具は持ってるんだよね?」
「ああ、今持ってくる、ちょっと待ってて。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
31 / 48