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高校生優視点 彼の傷痕2
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すると雅は諦めたように目を伏せ、話し始める。
「見たらわかると思うけど、俺は親、、と言うか、母親と父親、直近では義父に、虐待をされてた。
こうやって服着てたら見えないような所に暴力を、、だったり、、、強姦だったり。
そのうち自傷をするようになって、傷跡が増えて、隠すためというか、自分の中で折り合いをつける為に、体に刺繍するようになった。
それがこの傷の理由。」
「そっか、、、そんなことが、、」
驚いて、そういうのが精一杯だった。
「気持ち悪いか?こんな面倒くさいやつの友達は嫌か?」
そう諦めたように言う雅。
迷わず答える。
「そんなこと無いよ。今までよく耐えてきたと思うし、雅は頑張ったよ。引くわけ無いじゃん。」
「雅は俺のことそんな酷いやつだと思ってるの?」
俺は苦笑して雅の頭を撫でた。
すると雅の目から涙が溢れていく。
、、、泣かせちゃったな。
「ああほら、泣かないでよ。大丈夫だって。」
そう言いながら、雅が泣き止むまでずっと頭を撫で続けていた。
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