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高校生雅視点 ピアス2
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「じゃあ口開けて、舌出してー。あ、口のとこ
タオルで抑えといてね、結構唾液出るから。」
そう言って優は俺の舌を中央に穴の空いたピンセットの
ような器具で挟む。
ニードルの尖った先端が舌に触れ、反射的に身じろぎそうになる。
すると優は俺の体を引き寄せて、
「俺の腕以外なら掴んでていいから、動かないで。
みやに怪我させたくないから。」
そう言ってニードルを刺しこむ。
舌の肉を刺し貫かれる鋭い痛みで涙が滲んだが、
優が一思いに接続までやってくれたのでそれも長く
続かず、すぐにジンジンとした鈍い痛みと、舌に異物が入っているという違和感だけになった。
止血をしながら優は、
「ごめんね、涙出てる、、痛かったよね。」
「よく頑張ったね、綺麗にできたよ。」
と、頭を撫でながら涙を袖で拭ってくれる。
その手つきが酷く優しかったから、途中から涙の理由は、
痛みだけではなくなっていた。
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