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正義感
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side ケント
「もしもし?どうした?」
消防団の強化合宿中に雄大から着信があったから何かあったのかとすぐに掛け直した。
「修行中にごめんな」
修行って。ただの合宿だよ。
「全然。なんかあった?」
「いやさ、ケントって病院の飯窪先生と接点あったっけ、と思って」
飯窪…って。
「副院長先生?」
「そ。ケントが今どうしてるか気にしててさ」
副院長が、なんで?入院してたのは小学生の頃だし、雄大と近況報告しに行ったのだって俺はおまけみたいなもんだった。
久しぶりに行ってみようぜって誘われて…。
俺が当時世話になった先生はいないから雄大に付き添っただけなのにな。
「なんだろ。俺なんかしたかな?」
「んー、いや。俺の考えすぎかも。それ言われた時、隼人と桐生先生にも会えなくてさ。それで変に勘ぐっちゃっただけ。ごめん!修行頑張れよ!」
いやだから、修行じゃないって。
「そう?何もないならいいんだけど。なんかあったらいつでも連絡しろよ!」
「ん!」
飯窪先生か…。
近況報告しに行った日に初めて会って…
一言二言会話しただけだったはず。
何で俺のこと…。
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