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side 飯窪
「隼人くんどうですか?」
最後にうなされてから数時間経つ。
深夜の病室に朝霧先生が小声で入ってきた。
「今のところぐっすり眠ってるみたいです」
俺も小声で返す。
なんてったって保護者の院長先生様が寝ていらっしゃるからね。
2週間休みなしに働く桐生先生。
気持ちと体の両方が悲鳴を上げているはず。
隼人くんがうなされることなく眠れるなら2人にしてあげられるんだけど…。
「それはよかった…!」
"では私はこれで!"と口パクで伝える朝霧先生に習って俺もOKの指を見せた。
魁くんがガラスを突き立てたことで隼人くんの忘れられた記憶が戻ってきたわけだけど…。
遅かれ早かれこうなることは決まってたのかな。
乗り越えなきゃいけない壁、なのかな。
桐生先生はベッドに突っ伏して寝ているけれど…、あなたまで体調崩してしまいますよ。
最後に布団で寝たのいつですか。
俺にばっかり帰れって言いますけどね、一番帰らなきゃいけないのあなたですからね。
そういうの、職権濫用っていうんですよ。
久保先生にも心配かけてるんですから1日くらい帰ってくださいよ。
俺の彼女なのに"キリちゃん"のことばっかりなんですからね。…あ、いや嫉妬じゃないですよ。
とりあえず隼人くんと桐生先生の2人でイチャコラしてくれたらそれでいいです。
俺の久保先生が入る隙もないくらいイチャコラしててください。
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